発売元 : ユニバーサルミュージッククラシック
カラヤンによる後期の有名な交響曲は、スケールが大きくスタイリッシュなもの。フルニエによる気品に満ちたチェロ協奏曲も聴きもの。ハーセスの見事なテクニックが堪能できるトランペット協奏曲も素晴らしい。
ロシア音楽史の中でも特異な位置を占めるムソルグスキーのほぼ全貌が見通せる選曲になっている。「展覧会の絵」は、ラヴェルの管弦楽版とピアノ版が並び、歌曲もしっかり収録されているのがうれしい。
プロコフィエフの主要作品を、おおむね過不足なく収録している。指揮はアバドを中心に選ばれているが、まったく問題はない。2つの協奏曲のソリストも素晴らしく、リヒテルによるピアノ曲も名演だ。
リムスキー=コルサコフの、カラフルな管弦楽がフルに楽しめる選曲となっている。カラヤン唯一の録音である「シェエラザード」もいまだに引き込まれる完璧な演奏だし、マルケヴィチの演奏も一聴に値する。
カラヤン、ベルリン・フィルの序曲に陶然とし、ベルガンサ、プライ、全盛時のサザーランド、リッチャレッリらにまた感動する。ロッシーニの聴きどころが十二分に楽しめるアルバム。
フィンランドの指揮者オッコ・カムと、シベリウス演奏には定評のあったカラヤンによる管弦楽曲集。カラヤンによる第2番も素晴らしいが、フェラスとの協奏曲は、この曲の代表的録音のひとつだ。
出世作「火の鳥」からアメリカ移住後の「サーカス・ポルカ」までをまんべんなく収録し、ストラヴィンスキーを知るのに十分な編集となっている。演奏も文句のない豪華なメンバーを揃えている。
人気のオペラ6作品の聴きどころを抜粋。指揮者は、いずれもオペラ指揮のベテランを揃え、歌手陣も、ベルゴンツィやステッラ、スコットらからドミンゴ、カレーラスら、世界的なオペラ歌手が並んでいる。
制作・出演
グンドゥラ・ヤノヴィッツ / ゲルハルト・シュトルツェ / ジェス・トーマス / ジョン・ヴィッカーズ / ヘルガ・デルネッシュ / ヘルゲ・ブリリオート / ヘルベルト・フォン・カラヤン / ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 / ワーグナー「ニーベルングの指環」4部作のハイライト集。音源は60年代に録音され、大きな話題になったカラヤンのもの。歌手陣は当時の一流のワーグナー歌手を揃え、精密で流麗な演奏を繰り広げている。
制作・出演
アンタル・ドラティ / イルムガルト・ゼーフリート / クリーヴランド管弦楽団 / フィルハーモニア・フンガリカ / ヘルベルト・フォン・カラヤン / ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 / レスピーギ / ロベルト・アスコルティ / ロリン・マゼール / ロンドン交響楽団20世紀前半のイタリアを代表するレスピーギの作品集。代表作の「ローマ三部作」はもちろん、「ブラジルの印象」「鳥」「日没」といった作品も含まれているのがうれしい。華麗な管弦楽の響きが気持ちよい。
制作・出演
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団 / ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 / ウィーン国立歌劇場合唱連盟 / クルト・モル / ハンナ・シュヴァルツ / ヒルフェルサム・オランダ放送合唱団 / ベートーヴェン / ルネ・コロ / レナード・バーンスタインD.スカルラッティ以降の、有名なピアノ独奏曲ばかりを27曲収録している。プーランク、シンディングなども入っているのが洒落ている。奏者も16人が名を連ね、一流ピアニストの華麗な競演集にもなっている。