発売元 : 株式会社アップフロントワークス
ロックのダイナミクスを最高値で奏でる3ピースのセカンド・ミニ・アルバム。投げっぱなしのサウンドと言葉で疾走していく一方で、重心を低くしたグルーヴからうねりをこしらえたりもするロック六景は、どこを触れてもビリっとくる電磁波をたぎらせている。★
ハロー! プロジェクトの年末定番商品である『プッチベスト』の第7弾。ハロー! プロジェクト・アーティストたちの2006年のヒット曲を、レーベルを超えてコンパイルしたお買得な1枚だ。
モーニング娘。としても新しい看板的な人気歌となったシングル「歩いてる」。同曲を中心に据えつつ、メンバー各々が多彩なユニットを結成し、それぞれ楽曲を歌っている。ゲストで、MC GAKIや℃-uteのメンバーも登場。個々の魅力も楽しめる逸品だ。
「カレーライス」に続く、KANの通算31枚目のシングル。アルバム『遥かなるまわり道の向こうで』からのシングル・カットで、珠玉のラブ・ソングに仕上がっている。カップリングでは、スピッツの名曲「チェリー」をカヴァー。
デビュー・シングルやファースト・アルバム収録曲のセルフ・カヴァー、ノラ・ジョーンズの楽曲のカヴァーに新曲も加え、彼女のヴォーカリストとしての魅力を堪能できる一枚。スタジオでバンドと一発録りに近い形でレコーディングし、臨場感が生きている。
通算20枚目、6年8ヵ月ぶりのシングルは、グループの独自の歩みをドラマティックなサウンドで歌い上げた。カップリング曲は実験的なサウンドを採用。2005年に先輩の堀内孝雄から促され、2006年春のテレビ出演で活動再開した。
元モー娘。の石川梨華率いるユニットの7枚目のシングル。セクシー・ダイナマイト路線に変身しちゃった本作は、打ち込みリズムを用いたエキゾティック風味の歌謡曲。大人びたハーモニーでイメチェンは大成功。(2)は飛び出せ青春系はつらつポップスという、このギャップが憎い。
テレビ東京アニメ『きらりん☆レボリューション』の声優を務める久住のソロ2作目。(1)は同主題歌で70年代にヒットしたロシア民謡風歌謡曲。“ライカ カイカイ”などの言葉遊びが愉快。(2)は80年代風青春ポップス。どちらも21世紀では逆に新鮮で追随を許さじ。★
ハロー!プロジェクトが送り出す8人組の初作品。とはいえ、数年前からコンサート中心で活躍しているためか、歌唱に乱れがなく、キュートなのに安心できるのが驚き! 略歴を見たら、全員91〜96年生まれで二度驚き!! 全曲ライヴでノレるアップ・テンポのナンバー。
シングル16作目。(1)は前作から大胆にイメチェンした“エロ可愛い”ダンス・ポップス。海外歌姫のような妖しげな雰囲気を醸し出しつつ、彼女ならではの気品を保っている。(2)は幅広い愛を歌うミディアム・バラード。通常盤は、8Pのセクシーなブックレット付き。
これまでのはつらつとしたイメージから一新、生々しいくらい濃やかな心情を唄っている艶っぽいなっちに大注目。タイトル曲では、スパニッシュ・ギターの旋律が狂おしいほどの恋情を表現。多少の背伸びが感じられるが、そこがまたくすぐったいオンナの魔性をかもし出している。
KANの歌を聴いていると、いつも温かみのある、プラスのエネルギーが体中にじわりと満ちてくる。14枚目のアルバムでは、ピアノマンらしい流麗さと自在さを兼ね備えたメロディと、溌剌とした歌詞がスムーズに一体化して、各々色合いの異なる、歌の短編集が完成している。