音楽むすび | 発売元 : 株式会社アリオラジャパン

あら。知らなかったのは私だけでしょうか? 長かったあの髪をパッサリ切ってしまった(似合ってるね)小林明子のベストラヴソング第2集。恋におちての英語ヴァージョンも入ってるけど「それがあなたの全てなの?」と呼びかける雨の日の日曜日も私は好きです。

ピーター・ガブリエルのリアル・ワールドスタジオでのミックスによる5thアルバム。かなり内省的な歌詞やスケールの大きい曲作りはピーガブ師匠に通じるところあるかも。ちょいとヘヴィ。明るいアフリカンポップスものの(8)が新たな活路になるかも。

まさに的を得たタイトルを持ってきたもんだの8枚目。サウンド全体の熱気がバシャバシャ洗ったヘインズのTシャツみたいなさわやかさ。これはもう彼女の特許だね。どれもライヴ映えがしそう。あとはもっともっと自分の言いたいことの作品化に期待!

「フロムA」のCFでおなじみの(1)(3)(9)を含む陣内大蔵のベスト。ま、「大器」と呼ぶにふさわしいスケールの大きな歌い手さんである。一方、(2)(4)(10)のように強烈な内省や諦念をあからさまにした歌もある。この振幅が大器。いつも英訳詞をつけてるところも大器。

レゲエ・テイストやラテン・テイストを取り入れつつも、サザン・オールスターズの初期ばかりコピーしていたバンドのプロデビューというカンが拭いきれない。ジャケットのインパクトがサウンドに響かないのが残念。すべての作詞作曲はヴォーカルの立川俊之。