発売元 : 株式会社ギザ
“SEA BREEZE”第2弾CMソング(1)を筆頭に、ヒット・シングル(3)(4)、映画『名探偵コナン 迷宮の十字路』ヴァージョンの(2)、アジアの歌姫・燕姿とのデュエット曲(11)ほか、話題曲が満載となる4枚目のアルバム。繊細で透明感の際立つヴォーカルが、乾いた心を潤してくれる。
倉木麻衣らがリリースしたコンピ盤で注目を集めた、鹿児島県出身のティーンエイジャーのデビュー・マキシ。シンプルなR&Bナンバーをソツなく唄いこなし、かつ艶やかに聴かせるテクニックを持ちあわせる。無色透明な彼女のミリョクは、何色に染まってゆくのだろう。
人気アニメ『探偵学園Q』の2003年度オープニング曲として放送。岸本早未のデビュー曲。歌詞に綴った遊び心でもわかるようにチキチキとしたマジカル・ダンス・ポップ作。一発で耳目をくすぐり、心も身体も心地よく踊らせる、2003年型ダンス・ポップの流行形作品。
通算19枚目のマキシ・シングル。日常的な恋愛の出来事をシンプルでアコースティックなサウンドに乗せた歌は、女性からの共感を集めるはず。カップリングの「通り雨」では一転して打ち込みのビートをバックに、センチメンタルなメロディをリズミカルに歌う。
確かにアイドル的な印象の強い歌声だが、なんとも気持ちいい歌い方なのである。それをパワフルに打ち出したのが、日本テレビ系『THE BASEBALL 2003』のイメージ・ソング(1)。(2)ではせつなさを漂わせているが、やはりどこまでもパワーで押してほしいと思ってしまうのである。
2001年にデビューした4人組のセカンド・アルバム。彼らのルーツであるブリティッシュ・ロックへの愛情を前面に押し出した作品だが、タイアップ・シングルが2曲収録されていることからも分かるように、マニアックに走らず良質なポップ・ソングとして聴ける。
97年にデビューし、すでに5枚のアルバムを発表している女性シンガーによる18枚目のシングル。浮遊した透明感のある歌声が、軽やかなサウンドの上に流れていく。マイナーに寄りきらないメジャー・キーの微妙な並びが、独特の切ない雰囲気を醸し出している。
2001年にデビューした4人組。セカンド・アルバム『dizzy season』の先行盤となる通算7枚目のシングル。軽いタッチながら奥行きのあるサウンドを用いて構築されるポップスで、松永安未(vo)の歌声を前面に押し出す。“afresh wish”とは造語?
ルーマニアモンテビデオのメンバーによる別ユニットのセカンド・アルバム。70年代〜80年代のニュー・ミュージックを彷彿とさせる郷愁感たっぷりのメロディとしなやかなグルーブを生み出すサウンドが、きれいに一体化。民族音楽の要素を取り入れるなど、音楽的なアイディアも広い。
チャート上位常連者となった愛内里菜の12枚目のシングル。透明で高音な声を生かした、ドラマティックなミディアム・バラードに仕上がっている。テレビ朝日系アニメ『釣りバカ日誌』エンディング・テーマ曲。
美人女性ヴォーカルを擁するバンドのシングル。マージー・ビート+スカといった感じのタイトル曲はなかなかの名曲。ホーンのアレンジもセンスがいいし、適度にウェットな女声ヴォーカルも切なくてよい。カップリングは割とありがちなポップスだがメロはいい。★
美男美女4人組のシングル。生ギターを強調した霞みがかかったようなサウンドに天まで届きそうなファルセットが踊るタイトル曲はアイルランドの空のような暗い爽やかさが魅力。デジタルとアコースティックが同居するカップリング曲には、小室哲哉の香も漂う。
ヘビィに跳ねるファンク・テイストなビートを中心としたサウンド・メイキングは明らかに新機軸だと思うが、バラエティに富んだ音楽性をさらりと歌いこなすヴォーカル・センスこそが、彼女の最大の武器。クセがなく、どんなサウンドにもきれいに映える声の魅力をあらためて認識させられる。
倉木麻衣や愛内里菜などに曲を提供しているソングライター、大野愛果の全曲英語詞によるセルフ・カヴァー・アルバムの第2弾。「The Frozen Sea」に倉木が、「Love is a thrill、shock、suspense」と「Close to your heart」に愛内がゲスト・ヴォーカルとして参加している。
デビューから、かれこれ5年以上経っている小松未歩のニュー・シングルは『TVおじゃマンボウ』のエンディング・テーマ。相変わらず独自のクールな世界を展開。このクールネスは感情を抑えた彼女の歌唱と乾いたリズム・アレンジに負うところが大きいということに気付いた。
デビューから2002年までのシングル曲のリミックス・ベスト。内外12組のトラック・メイカーたちが16曲をリミックスしている。もともと彼女の曲は極端に音数の少ないものが多いので、かなり劇的に変化しているものが目立つ。
痛みを省みることなく、まっすぐに人を愛することの大切さを綴った歌詞は、彼女自身の手によるもの。どこか無機質なイメージを思い浮かべるデジタル・サウンドとどこまでも叙情的に盛り上がっていくメロディのコントラストも印象的だ。カップリングはラブリーなクリスマス・ソング。