発売元 : 株式会社ギザ
2001年にデビューした4人組。セカンド・アルバム『dizzy season』の先行盤となる通算7枚目のシングル。軽いタッチながら奥行きのあるサウンドを用いて構築されるポップスで、松永安未(vo)の歌声を前面に押し出す。“afresh wish”とは造語?
ルーマニアモンテビデオのメンバーによる別ユニットのセカンド・アルバム。70年代〜80年代のニュー・ミュージックを彷彿とさせる郷愁感たっぷりのメロディとしなやかなグルーブを生み出すサウンドが、きれいに一体化。民族音楽の要素を取り入れるなど、音楽的なアイディアも広い。
チャート上位常連者となった愛内里菜の12枚目のシングル。透明で高音な声を生かした、ドラマティックなミディアム・バラードに仕上がっている。テレビ朝日系アニメ『釣りバカ日誌』エンディング・テーマ曲。
美人女性ヴォーカルを擁するバンドのシングル。マージー・ビート+スカといった感じのタイトル曲はなかなかの名曲。ホーンのアレンジもセンスがいいし、適度にウェットな女声ヴォーカルも切なくてよい。カップリングは割とありがちなポップスだがメロはいい。★
美男美女4人組のシングル。生ギターを強調した霞みがかかったようなサウンドに天まで届きそうなファルセットが踊るタイトル曲はアイルランドの空のような暗い爽やかさが魅力。デジタルとアコースティックが同居するカップリング曲には、小室哲哉の香も漂う。
ヘビィに跳ねるファンク・テイストなビートを中心としたサウンド・メイキングは明らかに新機軸だと思うが、バラエティに富んだ音楽性をさらりと歌いこなすヴォーカル・センスこそが、彼女の最大の武器。クセがなく、どんなサウンドにもきれいに映える声の魅力をあらためて認識させられる。
倉木麻衣や愛内里菜などに曲を提供しているソングライター、大野愛果の全曲英語詞によるセルフ・カヴァー・アルバムの第2弾。「The Frozen Sea」に倉木が、「Love is a thrill、shock、suspense」と「Close to your heart」に愛内がゲスト・ヴォーカルとして参加している。
デビューから、かれこれ5年以上経っている小松未歩のニュー・シングルは『TVおじゃマンボウ』のエンディング・テーマ。相変わらず独自のクールな世界を展開。このクールネスは感情を抑えた彼女の歌唱と乾いたリズム・アレンジに負うところが大きいということに気付いた。
デビューから2002年までのシングル曲のリミックス・ベスト。内外12組のトラック・メイカーたちが16曲をリミックスしている。もともと彼女の曲は極端に音数の少ないものが多いので、かなり劇的に変化しているものが目立つ。
痛みを省みることなく、まっすぐに人を愛することの大切さを綴った歌詞は、彼女自身の手によるもの。どこか無機質なイメージを思い浮かべるデジタル・サウンドとどこまでも叙情的に盛り上がっていくメロディのコントラストも印象的だ。カップリングはラブリーなクリスマス・ソング。
サード・アルバム。倉木本人は「19才なりのお伽話」を歌詞に盛り込んでコンセプトを意識しているのに、(2)(5)(7)(10)のシングル曲を含み統一感のないサウンド作りがやや心残り。ただし、5曲を作曲している徳永暁人が、毒のない倉木の歌詞や声に、より印象的な表情を与えていて興味深い。
通算5作目。シンガーとしての確固たる魅力はもちろんのこと、ソングライターとして、とりわけコンポーザーとして、J-POPの真髄ともいえる魅力ある作品を書くことができる彼女の良さが滲み出ている。GARNET CROWのメンバーも参加。音質が少し気になる。
アニメ『天使な小生意気』のエンディング・テーマとしても使われているナンバー。バック・ビートの効いたミッド・テンポの曲に、ほのかな色気も漂わせながら三枝夕夏の歌が絡みついていく。声質も嫌味がなく、聴き手の気持ちにスッと入り込む。
メロディ・オリエンテッドな曲調に変化球的なリズムの使用を加えた意欲作。伸びやかかつ壮大に展開していく瞬間に2ステップのリズムを持ってくることにより、乗る言葉には高いエネルギーが与えられている。透明感に彩られた曲との対比がまた面白い。
rumania montevideoの松田明子、間島和伸、麻越さとみからポップ・ユニットによる6枚目のシングル。バグパイプの音色に導かれるタイトル・トラックは、穏やかな旅立ちを思わせる落ちついた1曲。夏らしい清涼感とはかなさに通じる浮遊感が漂う。
10枚目のシングルはダンサブルでありつつ、じっくりと聴かせる楽曲と、セカンド・アルバム『POWER OF WORDS』に収録されたバラードを両A面として並べ、しっとりと落ち着いた雰囲気を見せている。カップリングはR&Bスタイル寄りのポップ・チューン。