発売元 : 株式会社ギザ
rumania montevideoの松田明子、間島和伸、麻越さとみからポップ・ユニットによる6枚目のシングル。バグパイプの音色に導かれるタイトル・トラックは、穏やかな旅立ちを思わせる落ちついた1曲。夏らしい清涼感とはかなさに通じる浮遊感が漂う。
10枚目のシングルはダンサブルでありつつ、じっくりと聴かせる楽曲と、セカンド・アルバム『POWER OF WORDS』に収録されたバラードを両A面として並べ、しっとりと落ち着いた雰囲気を見せている。カップリングはR&Bスタイル寄りのポップ・チューン。
ヴォーカルの松永有未を前面に立てた4人組、the★tambourinesのマキシ・シングル。倉木麻衣をもうちょいアーティスティックにした感じ。エンジニアがバンドの正式メンバーだったりするあたり。変種のアイドル・ポップスとして、いいところ狙ってます。
裕加里と書いて“ひかり”と読む新人シンガーさんのデビュー・アルバム。もともとは絵画を志していたそうですがモデル事務所のオーディションを受けたことをきっかけにデビュー。作詞は全部本人。美女のつぶやきヴォイスに癒されたい人はぜひ、どうぞ。
淡々としたエレクトリック・ビートのなかで可憐なメロディがダンスする、軽やかでシックなポップ・チューン。クラブで遊んでるときの光景と切ない恋愛感情をクロスさせたリリック、そして、凛とした強さと鮮やかな光を同時に感じさせるヴォーカルも、とても魅力的だ
彼女が“あゆ”になりきれなかった理由は、聴く者とともに感じてこそ生まれる共感という感情を、一方的に提供することを拒んだから。でも音楽を愛する女のコとして、それは正解だったかもしれない。言霊の強さと少女の愛らしさを、巧みにポップスへ変化させたアルバム。
発売直後、チャートのトップ3にみごと食い込んだGARNET CROWのセカンド・アルバム。彼ら一流の美しいメロディに、寂寥感あふれる歌詞が乗って、期待を裏切らない出来栄えだ。スマッシュ・ヒットの(1)(2)(3)(6)ほか、ボーナス・トラック2曲((11)(12))も収録。
サイケなフレイヴァーを利かせた(1)、メロウなミディアム・チューンの(2)、鍵盤のバッキングによるバラードの(3)と、すべてに共通するのはソフトな感触。力みのないヴォーカルや柔らかな仕上がりのサウンドは、聴く者の耳に抵抗なくすんなりと滑り込むようだ。
大阪出身、ボッサ系ポップス4人組のファースト・ミニ・アルバム。カリビアン寄りになるか、ギター・ポップ寄りになるのかわからないけど、そのバランスを保ってはじめて、良質のポップス・バンドになるのでは?小粋な趣味人ゴコロをくすぐる、無色透明なヴォーカル次第かもしれないが。
アニメ『名探偵コナン』の主題歌として流れている愛内里菜の9枚目のシングルは軽いユーロ歌謡。作詞は本人、作曲は川島だりあ。“次世代のカリスマ歌姫”なんて言われてますが、ケーキ・バイキングで38個食破したという彼女の資質はもっと庶民的だと思う。
“タンバリンズ”という軽やかな名前のイメージよりずいぶん力強い仕上がりとなったシングル4枚目。刻まれるリズムに重さが加わり暗めの雰囲気を醸すが、サビに入る瞬間突き抜けるメロディのポップさがはじけてくれる。ここには新鮮なレトロ感が存在する。
ガーネット・クロウのギタリスト、岡本のマキシ2枚を経た初ソロ・アルバム。タイトなリズムとシンセの音色に80年代の洗礼を感じ取れる、全楽器を自分で操る完全な彼の世界。ブックレットの写真が表わすミニチュア箱庭世界に身を任せて感情移入してみようか?
もともとは倉木麻衣のレコーディングのために集まったミュージシャンが結成したGARNET CROWの10枚目のシングル。陰影と奥行きのあるサウンドと、すべての曲を書いているヴォーカリスト、中村由利の声が、独特な世界を醸し出している。
70年代フォーク/ニューミュージック的な、影を持った哀愁味を感じさせる感情露呈型ナンバーが登場。彼女の唄い方は、完璧に70年代タイム・スリップ型。うらぶれた匂いを思いきりこの歌から感じられるのも、それだけ吉田知加がムードを携えているから?!
CMでおなじみの「愛の讃歌」を含むフレンチ・ポップス・カヴァー集。いずれも原曲に思い入れあるファンが聴いたら卒倒しそうな、恐れを知らないパンク風アレンジが面白い。が、何より原曲の完成度が高いだけに、どれだけいじろうともそのポップ性は不変だ。
90年代UKギター・ロック系の楽曲が多い彼らだが、本作の表題曲「Run」では、シンプルなエイト・ビートを軸とするオーソドックスなバンド・サウンドにアプローチ、新鮮なイメージを生み出すことに成功している。夢と希望の大切さをまっすぐに綴った歌詞も、いい。
2002年第一弾シングル。彼女の透き通るような声を大切にしたパワー・バラード。サビに向かってドラマティックに盛り上がり、彼女の歌声はどこまでも突き抜けていく。カップリングも含めて作詞は彼女が手掛け、愛の喜びと迷いを言葉に託す。