発売元 : 株式会社ギザ
アニメ『学園探偵Q』のエンディング・テーマとしても起用。岸本早未の持つ強い歌声の魅力を活かすべく、ラテン/スパニッシュなムードを盛り込んだリズミックな表情を前面に押し出した情熱的なポップ・ナンバー。歯切れ良いリズムと妖しげに絡んでゆく美麗な姿がとても魅力的。
ブラック・ミュージックの素養を力強く表現することに成功したファースト・アルバム。R&B、ヒップホップをセンス良くインストールしたバック・トラックも秀逸だが、伸びやかで、力強い彼女のヴォーカルは、黒っぽいグルーヴをしっかりと体現していて、気持ちいい。
GARNET CROWのサード・アルバム。最新シングル「君という光」ほか、「スパイラル」など全12曲を収録。センチメンタルで牧歌的なアコースティック・サウンドとエンヤ風の広がりのある世界が独特だ。心地よいだけではない、実験的なメロディと音作りが意欲的だ。
カラフルなリズム隊のラテン系とテクノ・ポップスを思わせるナンバーを中心に、デビューからのシングル5作品収録のファースト・アルバム。ビジュアルはアイドル風だが、甘さを抑えた長めの歌詞はリアリティ十分。歌もスローから疾走ロックまで巧みにこなしている。
アニメ『名探偵コナン』のオープニング・テーマ。サマー・ムードにあふれたポップスを得意とする三枝夕夏だが、本作ではどこかせつなさや儚さを抱いた表情を、優しくも潤いを抱いた歌声でスウィートフルに届けている。一発で耳馴染みよく心を刺激していくスタイルに感動。
ダイナミックな盛り上がりを見せるバラード。この手のモノを若い人が歌うと白けてしまうものだが、音域をしっかり守って至極丁寧に歌いこまれており、等身大のバラードに見事昇華している。つまり、技量がしっかりしていると考えさせられる納得の曲だ。
サード・アルバム。既発シングル5曲+最新シングルの別ヴァージョン収録とヒット・ポテンシャル満点の構成だが、じっくり聴いてみると、イメージよりは落ち着いた世界を持ったシンガーであることに気づく。秋から冬にかけて、夜じっくりと聴きたい作品。
通算6枚目となるアルバムで小松未歩は、オリジナル楽曲と同時に、DEENへ書き下ろした「君さえいれば」を筆頭に「渇いた叫び」など他アーティストへ提供した作品をセルフ・カヴァー。それらの歌を通し魅せるアンニュイな表情から、彼女の持つ刹那ロマンな世界が滲み出てくる。
倉木麻衣、愛内里菜などを擁するGIZA studioから2003年にデビューを果たした女性シンガーによるセカンド・シングル。“R&Bの要素を取り入れたポップス”は2000年代の王道であり、格別な新鮮度は感じないが、凛とした声質と彼女自身が手がける前向きな歌詞はかなりチャーミング。
2曲とも、ある意味淡々と歌われるミディアム・ナンバー。ともに未来に希望を見据えて、マイ・ペースでいいから先に進もうとする前向きな歌だが、押し付けがましくない歌唱が、かえっていいのかもしれない。「君という光」は、アニメ『名探偵コナン』のエンディング・テーマ。
87年生まれの女性シンガーによるファースト・アルバム。ジャズ、ヒップホップ、R&Bを好むという彼女だが、本作におけるアレンジとヴォーカリゼーションはきわめてポップで、全体的には“ちょっとオシャレな歌謡曲”という雰囲気。AZUKI七(GARNET CROW)による歌詞も、わかりやすい。
2002年4月にテレビ東京系アニメ『天使な小生意気』のエンディング・テーマ「Whenever I think of you」でデビューした三枝夕夏の5枚目のシングル。詞も曲も、いかにもGIZAというレーベルらしい仕上がり。2ヵ月後には早くもニュー・シングルの予定。
2ndアルバム『dizzy season』が好評のザ・タンバリンズ、ニュー・シングルは“雨”がキーワード。対照的なサウンドの2曲に、異なる雨の風景が描かれている。
京都出身、特技はダンス、好きなアーティストはブリトニーやデスティニーズ・チャイルドという新人さんのセカンド・シングル。16歳の誕生日にアニメ主題歌でデビュー。昔のアイドルみたいでいいネ。バリッと出来上がったトラックに乗る歌声が微妙に生硬なところがミソ。
スピーディな4つ打ちビートと激しく歪んだギター・サウンドが強いドライブ感をもたらす表題曲、美しい陰影をたたえたデジタル・ダンス・ナンバー「CODE CRUSH」、少女っぽいイメージのヴォーカルがかわいいバラード「Ruby stars」を収録した、14枚目のマキシ・シングル
DJやサウンド・プロデューサーからなる不定形ユニット、Cool City Productionによる愛内里菜のノンストップ・リミックス。狙いは本格的なクラブ・サウンドと家庭向けクラブ系ポップスの中間だそうです。元ネタの料理の仕方は単純なフロア対応ではなく、かなり多彩です。
2曲とも突き詰めれば、“人は思い悩みながら、生きていくものなのね”という歌か。どちらも適度なビート感のある曲なので、体を揺らしながら聴いてしまいそうだが、都会に生きる人々の漠然とした不安感を表わした、けっこう重い曲といっていいかも。
“SEA BREEZE”第2弾CMソング(1)を筆頭に、ヒット・シングル(3)(4)、映画『名探偵コナン 迷宮の十字路』ヴァージョンの(2)、アジアの歌姫・燕姿とのデュエット曲(11)ほか、話題曲が満載となる4枚目のアルバム。繊細で透明感の際立つヴォーカルが、乾いた心を潤してくれる。
倉木麻衣らがリリースしたコンピ盤で注目を集めた、鹿児島県出身のティーンエイジャーのデビュー・マキシ。シンプルなR&Bナンバーをソツなく唄いこなし、かつ艶やかに聴かせるテクニックを持ちあわせる。無色透明な彼女のミリョクは、何色に染まってゆくのだろう。