発売元 : 株式会社ソニー・ミュージックダイレクト
逆カヴァー・ブームだった91年に安易に出したカヴァー・アルバムから、ヴォーカルはそのままでバックをノーランズ・サウンドの音に新録し、そこにアンとモーリンがコーラスを重ねたもの。かつてのアルバムにがっかりしたファンにこそ聴いてもらいたい出来。
ビリー本人も選曲に参加し、CD一枚に全19曲を収めたベスト盤。『ストレンジャー』からの5曲以外は各作品から満遍なく選ばれ、入門用としても最適な構成となっている。個人的にはやはり70年代の楽曲が懐かしく、親しめる。(17)は日本盤のみ収録。
都会的な洗練、ハイ・センスなポップ・ロック・アルバムというボズの定番となったメロディアスなサウンドが横溢する80年作品。いままでのR&BよりはR&R調を強く打ち出したアルバムといえる。
CBS移籍第1弾として70年に発表。後年のシティ・ミュージック志向がすでに充分に窺われる作品で、バラードやボサ・ノヴァなど、ロッカーのイメージを打破しようとする試みも聴くことができる。
名作『ミドル・マン』から8年ぶりのアルバム(88年作品)。バラード、R&Rと変わらぬ彼のヴォーカルが渋く光る作品で、ボビー・コールドウェルとの競作「ハート・オブ・マイン」も話題となった。
71年発表のCBSでのセカンド・アルバムで、ギタリストとしてのボズが堪能できる傑作。8人編成のバンドとのR&B、ブルース、ラテン・タッチな収録曲のなかでバリバリとギターを弾くボズは実に魅力的だ。
『シルク・ディグリーズ』直前の作品で、その後の彼の人気の割りには知られていない隠れた名盤。アダルト・コンテンポラリーと呼ぶにふさわしく、いぶし銀のようなヴォーカルと極上のバック・ミュージシャンたち。ろうそくの光とワインが似合いそう。
スティーヴ・ミラーのヴォーカルを経て、独立したボズが一般に知れるようになったのは前作『シルク・ディグリーズ』だった。そしてこの77年の作品もアダルト・ポップスのなかでもソウルっぽさが評判だった。
初めて自らプロデュースしソウル・ミュージックへの憧憬を歌った72年の意欲作。自作のほかにアル・グリーンやアラン・トゥーサンの楽曲をカヴァーし、彼のR&Bへの志向が並々ならぬものであることを物語っている。
スピリチュアル・カウンセラー江原啓之の1作目。ちゃんと本人が歌っているので驚かされたのだが、本人は若き日に声楽を学んだことがあり、艶のある良い声を聴かせてくれる。全般的にストリングスを多用したリラックス・ムード漂う作り。心が洗われるようです。