発売元 : 株式会社チャプター・ワン
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株式会社チャプター・ワンジャズのトリオをバックに、二胡奏者の才人・パンファンが優雅でやわらかに奏でるクラシックの名曲たち。ドヴォルザークの「家路」はボサ・ノヴァ調に、モーツァルトの「恋とはどんなものかしら」はサンバの味付けをと、アレンジの名手でもある美野春樹のセンスが十分に活かされている。
奄美の若手唄者の代表格、里アンナの3作目。素直にスーッと伸びる歌声はさすがに奄美シマ唄で鍛えているだけあって見事と言うほかない。なかでもシマ唄的な独特の節回し(グイン)を駆使した歌唱が聴けるタイトル曲が聴き応えアリ。やはり奄美の血は濃い!★
チャン・イーモウ監督の映画『LOVERS』のテーマ曲を含む、二胡奏者・賈鵬芳のベスト・アルバム第2弾。とうとうたる大河のごとくダイナミックに弾き流し、さえずる鳥のように軽やかに歌い弾くなど、二胡のもつ表情の豊かさと可能性を惜しみなく披露。
バークリー音大出身の吉田潔と河越重義の二人によるアジアン・フュージョン・インストゥルメンタル。キーボードとギター、パーカッションが、プログラミングされたトラックに乗る。癒し系のメロディが、どこか懐かしさを感じる温かさを醸し出す。
多くのCM音楽でその透明な声を全国に知られる菅井えり。2001年の『舞 MAI』以来となる本アルバムにも、超多重録音による癒しのコーラスが満載。二胡など、楽器の音色も温かい。
和太鼓、三味線、尺八、筝といった日本の伝統楽器をメインに、最新デジタル・サウンドをバックに配置し、21世紀の“和”の“音文化”を描写した秀作。『ラスト・サムライ』のサントラ盤として聴いても幽玄な音世界はまったく違和感のないラインナップだ。★
東洋のヴァイオリンとも呼ばれる“二胡”の奏者ジャー・パンファンのアルバムは、大河ドラマ『武蔵』や映画『ニュー・シネマ・パラダイス』のテーマで知られる巨匠モリコーネ作品のカヴァー集。二胡とオーケストラのコラボレーションが、珠玉の名曲たちにさらなる深みを与えている。
城之内ミサの初のピアノ・ソロ・アルバム。タイトル・チューンの「かたりべ」は日本香堂のCM曲ということから、ジャケットにお香が収納されている。まさに和の香りたつアルバムに仕上がった。また音場が、微妙に変化するごとに音色と空気感が変わる妙も聴きどころ。★
中国は黒龍江省出身のベテラン二胡奏者、ジャー・パンファンの5作目。必要以上にフュージョンせずに、あくまで二胡の持つ独特の情感と音色を重視した作りが印象的。アラビックな旋律をベーシックにビオラと共演を試みるなど、聴きどころも盛りだくさんだ。
久々のヴォーカル・アルバム。今さら言うまでもない音づくりのセンスに、等身大のハスキー・ヴォイスがからむ世界は、40代なら上田知華とかを思い出すんじゃないかな。あくまでアコースティックなイメージがミソで、疲れない歌を聴きたい向きには強くオススメ。★
ピアニスト・作曲家の城之内ミサが、アジアをテーマにした音創りを展開しているシリーズ作品の第3作だ。パーカッションや古筝、二胡、ヴォイスなどを混在させ、さまざまな汎アジア的風景を紅に染める夕日を思い浮かべるようなサウンドを聴かせていく。
日本でも近年人気が高まっている中国の民俗楽器、二胡の代表的演奏家ジャー・パンファンの、過去3枚のアルバムからの曲を中心にしたベスト盤。ピアノやストリングスとのアンサンブルから生まれる、ゆったりとした優しい調べが耳の奥に心地良く染み渡ってくる。