発売元 : 株式会社ティーズファクトリー
トロンボーンの可能性を追求し続けるトミーのセルフ・プロデュースによるサード・アルバム。この楽器の特性を生かしたジャズ・チューンのほか、マーヴィン・ゲイの大ヒット曲「What's Goin' On」も収録。モダン・ジャズの全盛時代のエッセンスを縦横に駆使したアレンジとソロが光る作品。
結成10年記念ベスト・アルバム。正直、曲の良さではブルーハーツにも負けていなかったアンジー時代から名曲の多い人だったが、こうして21世紀最初の10年分の傑作集を聴くと、やはりずしりとくる。一見、長渕剛みたいな「犬と夕暮れ」にも、間奏でビートルズ風味が顔を出すあたりが憎い。
陽性のギター・サウンドをかき鳴らす4人組のセカンド・ミニ・アルバム。まず1曲目が、うーん、切ない! こういう前向きに歌うからこそ切ない失恋ソング、最近はあまり聴いていなかったせいもあり、思わずグッときてしまった。残りの4曲はまさにハッピー・パーティ。
制作・出演
DanielTittarelli / Tommy / カルロ・バッティスティ / グレッグ・バーク / ファブリッツィオ・ボッソ / フランチェスコ・ディオダーティ / マウリジオ・ジャマルコ / マウロ・バッティスティ京都在住の日本人トロンボーン奏者トミーがローマで録音したセカンド・アルバム。話題のファブリツィオ・ボッソをはじめイタリアの腕利きたちと共演した。1、5、8、10曲目はトミーの自作。トミーは歌心があふれる、エモーショナルで力強い演奏を聴かせる。
アメリカでも注目のオルガン奏者のアルバム。ホレス・シルヴァーの「シスター・セイディ」が最高にヒップ。ジミー・スミスも取り上げたが、アーシーな味わいのこの楽器の演奏者の琴線を揺すぶるのだろう。敦賀のサポートには巨人コブ。ギター、テナーも抜群でファンキー&メロウな逸品。★
いまや貴重なベテラン・ピアニストの、レギュラー・トリオによる2008年作品。ソニー・クラークの「ブルー・マイナー」、ジョン・ルイスの「ジャンゴ」と、日本での人気曲をはじめ、初リーダー作に収録の「スモール・フライ」も再演。3曲でヒューストン・パーソンがゲスト参加、ダウン・トゥ・アースな世界に華を添える。
ヴェテラン・テナー・プレイヤーのアーニー・ワッツとプラス・ジョンソンが心温まる演奏を繰り広げる。これをテナー・バトルと思うのは早計だ。丁々発止としたやりとりも随所で楽しめるが、むしろふたりが慈しみ合いながら、ジャズを愛でた作品。
制作・出演
AntonioIasevoli / アレッサンドロ・マールツィ / ステファノ・カンタラーノ / ティム・ラップソーン / フランチェスコ・フラティーニ / ポリー・ギボンズ / マルチェーロ・アルーリBBCジャズ・アワード2006で新人賞を獲得した英国人シンガーの日本デビュー作。ハスキーな声でソウルフルに歌うジェームス・テイラー作「ドント・レット・ミー・ビー・ロンリー・トゥナイト」、うねるように強弱をつけるヴォーカルが迫力十分の「モーニン」など、素晴らしい。イタリアのミュージシャンが多数を占めるバックの好演も光る。★