発売元 : 株式会社ドリーミュージック
クラシック・カヴァー・アルバム『マイ・クラシックス』を発表した彼女が、今度は「アヴェマリア」のカヴァーに挑戦。光がさすようなシューベルト、そして祈りを込めるようなカッチーニ。ゴスペル風なアレンジなどを取り入れつつ、彼女の歌声が美しい旋律を際立たせている。
平原綾香のクラシック・カヴァー全12曲。最新シングル「新世界」「ミオ・アモーレ」に加え、大ヒット「Jupiter」と「ノクターン」を同一アルバムに収録するなど、彼女のクラシック・フィーチャー・ベストと言える一作。1〜10曲目までは自身の作詞だが、彼女の言葉に対する感性の鋭さにも注目したい。
イタリアが誇る名曲を、平原自身が日本語歌詞を手がけてカヴァー。「ミオ・アモーレ」はカルディッロ作ナポリ民謡「カタリ・カタリ」、「Moldau」はオペラ『トゥーランドット』より「誰も寝てはならぬ」。堂々たるクラシックとキャッチーなJ-POPのテイストが融合した、モダンなポップスだ。
映画『真夏の夜の夢』の主題歌となる5枚目のシングルは、壮大なスケールを持った大バラードであり彼にとって初めてのオリジナル・ポップ・オペラである。音大出の彼ならではの歌いぶりは非常に特徴的で、声楽とポップスの融合が成されているのは特筆に値するのだ。
4枚目のシングルは、バッハの「主よ、人の望みの喜びよ」をモチーフとしたポップ・オペラ・ナンバー。誰もが記憶のどこかに残しているだろうクラシック・ナンバーを、ポップ・アレンジで身近な音に見事に変身させる。温かくも強靱で親しみに満ちた声の魅力に浸れる。
5thシングルは、卒業や就職など、出会いと別れが交差する時期を思わせるちょっぴり切ないミディアム・バラード。前作「青い花」でみせたファンク・テイストとは、また一味違った新境地を感じさせている。
疾走感漂うポップ・サウンドを軸に、ストレートな感情を焙り出す言葉がちりばめられている3作目。「希望の唄」「桜」「旅立ち」「告白」「風」「雪が降る街」と既発表曲を多く含む、そのキャッチーさもいいが、淡いメロディと絵画的なリリックが印象的な「ナツミ」という佳曲の発見に、アルバムならではの娯楽性を感じた。⇒ファンキーモンキーベイビーズのディスコグラフィをチェック!
テーマが“旅”で作詞作曲が谷村新司というと、まるで「いい日旅立ち」の続編のよう。打ち込みの音を除けば70年代の歌謡曲そのまま、懐かしさいっぱいのせつない曲調を、いちヴォーカリストに徹して丁寧に歌う姿勢がすがすがしい。NHK『にっぽん巡礼』テーマ曲。
大学生からOLまでの女性たちに向けて“夜遊びしよう!”と提案するコンピレーション・シリーズ。本作では、歌ものを中心に、ディスコやクラブでヒットしたハウス・ナンバーを新旧問わず収録している。
FUNKY MONKEY BABYSの10thシングル。日常に生まれる些細な出来事を題材にしたリリックと親しみやすいメロディは本作でも魅力的。涙腺を刺激する心地良いサウンドが満喫できる。⇒ファンキーモンキーベイビーズのディスコグラフィをチェック!
ソロで発表したシングル全14曲をセルフ・カヴァーしたベスト・アルバム。全編アレンジと演奏を盟友であるGUILD5が担当しているため、原曲の発表時期にかかわらずアルバム全体にオリジナル・アルバム並の統一感が漂う。矢沢へのオマージュ(?)「Knockin' My Heart」がいい。
世良公則(vo)と野村義男(g)が始動させたユニットのアルバム。本作は2008年版『ヤッターマン』の主題歌を含め、タツノコプロ系有名曲をアコースティック・アレンジでカヴァー。力強く味わい深い歌唱が絶品だ。「蒼い影」は初の書き下ろし曲で『キャシャーンSins』の挿入歌。
ソウル出身のモデル兼女優のデビュー・シングルで本人がヒロイン役を務める映画『252 生存者あり』の主題歌。繊細さの中に意志の強さを感じさせる美しい歌声と、スケール感大きいドラマティックなバラードがよく合っている。しっとり系の「I Believe I Believe」も秀曲。
オリジナル・アルバム6作目。表題曲はじめ新曲は3曲のみで、さまざまなTV番組や映画、そしてCMソングになった曲が詰まっている。それは人気の証でもあるが、自身出演もしたドラマ『風のガーデン』の、歌の深みを聴かせた主題歌の静かにして強い輝きは特別だ。
声楽家の父と歌を教える母という恵まれた音楽環境で育ったシンガーのファースト・アルバム。日本語詞によるポップなメロディとクラシックやオペラの有名曲を融合させ、打ち込みによるダンサブルなサウンドからバラードまで、さまざまなアプローチで歌いこなしている。
ドラマ『風のガーデン』主題歌「ノクターン」は、ショパンの「ノクターン」をモチーフに、英語詞で切なく“真実の愛”を歌ったドラマティックなバラード。さらに日本語詞の「カンパニュラの恋」は、同じ曲に平原綾香がドラマの内容に合わせて作詞したもので、こちらはポップな仕上がりだ。