発売元 : 株式会社METALBLADERECORDSJAPAN
各人のテクニックに裏打ちされての硬質で残忍な音作りに、アグレッシヴなエモーションが交錯する、スリリングかつドラマティックなエクストリーム・メタル作だ。科学的なテーマを題材に曲作りをすることが多いとのことだが、知的な側面も随所から。米フォート・コリンズから脅威の新人の登場だ。
スウェーデン出身のヴァイキング・メタルの雄のベストで、LOUD PARK 10での初来日を記念した日本独自企画盤。ライヴの定番曲を網羅し、メロディック・デスを下敷きに勇ましくドラマティックな音世界を披露。実際のパフォーマンスを観なくとも、熱いステージが想像されるはず。
“リマスター盤+完全再現ライヴ盤”リイシュー・シリーズの第4弾は、発表当時、ヨハン・ヘックが「最もダークでヘヴィでメランコリックな作品」と位置づけていたバンドの歴史の中でも重要なアルバム。怒濤の展開と壮大な世界観の融合は、ヴァイキング神話の叙事詩的奥行を深くしていくばかりだ。
カタラクトのサイモン・フュレマンやボーン・フロム・ペインのシェ・スネルディングを擁する5ピース・パンドによる“終末論”を題材にしたコンセプト・アルバム。プリミティヴなメタルコアの様相を呈した音楽は、グルーヴにも饒舌で、コンセプトに基づいた物語性を幾重にも豊かなものへとしていく。
カンニバル・コープスのメンバーも大絶賛する米テクニカル・デス・メタル4人組の2作目。各人が密室で押しくらまんじゅうをしているかのようなブルータルでプログレッシヴなプレイの応酬は、さらなる進&深化を遂げた模様。とはいえ、あまりに超絶すぎて思わず笑っちゃう瞬間も。
スペイン・メタルのニュー・カマー、ディアブラス・イン・ムジカのデビュー・アルバム。オペラ界のトップ・シンガーをゲストに迎え、スクリーム・ヴォイスとの好対照が、幻想的なシンフォニック・メタルに天使と悪魔の競演のような絶妙なコントラストを生み出している。
有望な若手と言われていたこのバンドも、すでに5作目。メタルコアを代表するバンドとなった。しかも今回、彼らの持ち味であり武器でもあるキレのあるアグレッションはそのままに、ツイン・ギターによるメロディの充実ぶりが素晴らしい。ただの勢いに終わらず、印象に残る曲ばかり。
LA出身のベテラン・メタル・バンドが再(々)始動ーーオリジナル・アルバムとしては10余年ぶりとなる第6作をリリースした。ヘヴィなグルーヴは未だ健在ながら、どこかプログレッシヴなムードが漂う新機軸こそが肝で、プロデュースを担当したベーシストの色が強く出ている。
米国東海岸マサチューセッツ州の“エクストリーム・バンド”の4作目。スラッシュ・メタルとデス・メタルとグラインドコアを、ブルータル・ハードコア流儀でミックスしたようなサウンドだが、以前よりシンプルになったのが特徴だ。豪華ブックレットが付き、日本盤のみPCで1曲PVが観られる。
スウェディッシュ・デスラッシュ・バンドの2年ぶりとなるアルバム。“ブルータルな姿勢”で共通していたメンバーが歌詞も共作したという作品は、容赦なくビートとデス・ヴォイスを叩き込んでくるサウンド、死を彼らなりの言葉で紡ぐ歌詞ともに、闘いや罪などのイメージをリスナーの前に開いていく。
アズ・アイ・レイ・ダイイングのティムによるサイド・プロジェクトの2枚目。敬愛するアーノルド・シュワルツェネッガーをネタに繰り広げるブルータル・ラウドの激烈アルバム。ギター・ソロ以外の全パートをティムが担当。2枚組で、ディスク2にはメタルのカヴァー曲を収録。セリフを引用した詞も最高。
スウェーデン発メロディック・デス・メタル・バンドの再リリース・シリーズの第3弾は、アルバムの世界観を体現したライヴ盤との2枚組。タイトルどおりに破壊の限りを尽くすかのようなパワー感と叙事詩的なスケール感の組み合わせは、“ヴァイキング・メタル”にふさわしい物語に奥行を与えている。