発売元 : TRITON
ブルグミュラー:18の練習曲、25の練習曲、他ブルグミュラー:18の練習曲、25の練習曲、他
教則曲として有名なブルグミュラー(1806〜1874)の二つの練習曲集を収録。単なる模範演奏を越えた、詩情豊かなピアノを聴ける。特に「18の練習曲」は19世紀のサロン小品としても楽しめる秀演。ボーナス収録された4曲がアルバムに芸術的な香気を与えている。
バッハ:半音階的幻想曲、イタリア協奏曲、パルティータ第六番バッハ:半音階的幻想曲、イタリア協奏曲、パルティータ第六番
RCAに録音を行なってきたエデルマンだが、約20年もの間録音とは無縁の生活を送っていた。久々の新録音は実に味わいが深い。余分な響きを洗い流したようなすっきりした音だが、まったく物足りなくない。表現も正統的でありながら十分に練り込まれている。要注目。
ラヴェル:ピアノ・ソロ作品全集ラヴェル:ピアノ・ソロ作品全集
コアなファンはいるが、日本での人気がイマイチなのが不思議。円熟の時期を迎えた彼はどんなレパートリーにも深く入り込み、音楽美を引き出してしまう。テクニックの披瀝にも最適なラヴェルが、こんなにも音楽的(哲学的ですらある)に演奏できる人は本当に希少だ。★
モーツァルトの旅路:ピアノ・ソナタ集モーツァルトの旅路:ピアノ・ソナタ集
フォルテ・ピアノが市民権を得た今、やっとそれを自在に操ることのできるアーティストが登場した。演奏経験の豊富な彼女が、フォルテ・ピアノを使うことで、モーツァルト作品の中を自由に羽ばたいていく。学術的な成果に裏打ちされながら、柔軟でユニークで深い。