1989年2月25日発売
浮草ごよみ浮草ごよみ
ナレーションにTBSの榎本勝起を起用して、インタビューなどを交えた構成で、森若のなんやかやをファンの皆様に知っていただいて、より親しみを感じていただこうという趣向。それにしても、四方八方演歌そのものといった、このまっとうな歌い方!。
SOOO BAD REVUESOOO BAD REVUE
70年代後半、関西のロックシーンを席捲したソー・バッド・レビュー。本作は、彼らが76年にリリースしたデビューアルバム。ライヴにおいての破天荒なパワーは、このアルバムにはあまり生かされていないが、関西ロックの金字塔として評価したい。
チャイコフスキー:交響曲NO.6チャイコフスキー:交響曲NO.6
この作品に対する指揮者の共感の度合いはたいへんなものだ。至るところで大胆にテンポを変え形を崩し生々しく感情を露呈する。抵抗もあるが、何を言わんとしているかが十分理解できて決して悪い気はしない。一聴の価値あり。録音も鮮明。
交響詩「ドン・キホーテ」シュトラウス交響詩「ドン・キホーテ」シュトラウス
フルトヴェングラーと同世代のドイツの指揮者で東側だったためか日本ではあまり知られていない。モノラルでドンシャリ音や回転ムラなど音の状態が悪くアーベントロートが気の毒だが、慣れればその直截な表現や骨太な構成力の片鱗をしのぶことができる。
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲/他ドヴォルザーク:チェロ協奏曲/他
(1)は1907年独生まれのヘルシャーの独奏。細身でゴツゴツした音と独特の歌い回しがユニークだが、田舎のソリストの域を出ていない。伴奏は明快で歯切れ良い。(2)はやや重く地味なスタイルだが、人肌のような暖かさが魅力である。録音は良い。