1990年10月25日発売
ため息/リスト名演集ため息/リスト名演集
リストのポピュラーな作品のCD化。リスト弾きのボレットならではの勘どころを押さえた演奏。テクニックだけで押しまくるいまどきのピアニストとは違ってしっとりとしたスケールの大きい演奏を聞かせてくれる。
プロコフィエフ:バレエ音楽<シンデレラ>全曲プロコフィエフ:バレエ音楽<シンデレラ>全曲
プロコフィエフがバレエのために書いた全50曲を完全収録している。全曲盤はロジェストヴェンスキー以来だと思うが、こちらはその抒情性と優しい表情、うるおいのある弦の響き、独特のユーモア、管の巧さ等、殆どの点で上回っている。実に美しい演奏だ。
ナレーションで綴る・・・酒場うた・女うナレーションで綴る・・・酒場うた・女う
増位山の歌を聴くアルバムなのか、叶和貴子のナレーションを聴くアルバムなのか分からないが、ともかくそういうアルバムである? 増位山のちょうどいい下手さが魅力なのだ。なんとも言えない味わいを醸し出している。不思議な歌手である。
モーツァルト:クラリネット五重奏曲/他モーツァルト:クラリネット五重奏曲/他
モーツァルトから軽やかな愉悦を削り取った枯淡の味わいにこの演奏の特徴がある。この事は曲全体が厭世感に覆われた(2)において一層顕著であるが、(1)の終楽章における胸に迫るような悲しみの表現が、深い響きのクラリネットの音色と共に極めて印象的。
愛の軌跡〜ベスト・コレクション愛の軌跡〜ベスト・コレクション
今年6月17日ガンのため47歳で死去した、ヒデこと出門英氏の追悼盤。68年「愛の奇跡」でデビュー、72年に結婚し人生でも絶妙なハーモニーを奏でていた二人の代表曲で綴る、愛の“軌跡”。(1)(2)(5)(6)(7)は自身の作曲、そして(12)は3月発表の最後の(ソロ)シングル曲。