1990年8月21日発売
カール・シューリヒトの遺産ー5カール・シューリヒトの遺産ー5
「リンツ」「プラハ」は驚くほどテンポがはやいが、表現はきわめて自在で、改めてシューリヒトのユニークさに驚いてしまう。第40番・41番の方は悟りの境地のように淡々としているが、その味わい深さは格別である。2枚ともたいへん特徴的なのでファンには絶対欠かせない。
ブルックナー:交響曲第7番ブルックナー:交響曲第7番
明るい響き、一見粗雑とも思える程早いテンポでサッと料理した、シューリヒト独特のブルックナー。その軽妙さに最初は面喰ってしまうが、いったん慣れると実に楽しい気分にさせられてしまう。CDになって第2楽章が中断されずにきける。音質も向上。