ジャズ畑出身の北川純子、譜久里ゆかりの二人からなるヴォーカル・デュオのデビュー・アルバム。ボサノヴァをベースにしたオシャレでモダンな歌ものポップスだ。ほとんどの曲の作曲とアレンジを、北川純子が担当している。
LAフュージョン・シーンというよりも、もうアメリカを代表するサックス奏者となったトム・スコットの最新作。自身のプロデュースのわりに極端な偏重傾向もなく、厚くタイトなサウンドを作り上げている点が見事。“市場対策”も完璧と言っていい。