1992年10月発売
ナーヴ・ネットナーヴ・ネット
機械仕掛けかなと思うような固いビートがけっこう効いている巨匠のソロアルバム。LAとロンドンでの録音。一筋縄じゃいかない音の連鎖が、比較的判りやすく並んでいる。アンビエント的要素がモダンに踊っているという感じもあったりするのだった。
オートマチック・フォー・ザ・ピオートマチック・フォー・ザ・ピ
通算8枚目にあたるニュー・アルバム。前作に引き続きアコースティックなアレンジだが、さらに深みを増した出来ばえだ。ヴォーカルが自信に満ちていて力強いのが際立っている。元ツェッペリンのJ.P.ジョーンズがストリングス・アレンジを担当。
ラヴ・シンボル・アルバムラヴ・シンボル・アルバム
通算14作目はここ数年でも特に熱のこもったものとなった。あれこれと取り入れてあくまでもアクティヴな冒険者たらんとしつづけるその姿はひたむきそのもの。未消化のものでも堂々と提示する。多少流行に気をくばっている面が気になるが。
バッハ:平均律クラヴィーア曲集 全48曲バッハ:平均律クラヴィーア曲集 全48曲
園田高弘の約20年ぶりの再録音。彼自身が記しているように、「ピアノによる、よりピアニスティックな演奏に努力」した跡が如実に示され、タッチ、テンポ、ペダル等への細かな配慮とそれを実現した音楽作りのなかに、演奏者の豊かなキャリアが表われている。