音楽むすび | 1992年8月発売

識者によれば、目より脚に保険をかけるべきだったと言われている田中の美奈ちゃんのベストもの。屋敷豪太とか岡野ハジメとかESSEXとか、結構イカした音してるんじゃないの。自作の曲もあるよ。惜しむらくは、声質がドライでH度が低いのよね。

レーサー、俳優そして歌手と、3役こなして大活躍の岩城滉一だが、これは彼のソロ・デビュー作。持ち前のシブさとクールな歌い方は、相変らずオトナの女性に絶大なる人気を博している。

(1)を聴いて気分はモロに80年代後半の、バブルふくらむ盛り上がりの時代へ。カーニバルだったんだよな、あの頃は。で、5年たったら見事に宴のアト。悲しみというより、“切なさ”が見え隠れして、そこがチャーミングだったのだ。さて30代はどうだろう?

バラード／ミディアム・ナンバーだけを集めた企画もの。顔立ちが清楚すぎるせいもあるだろうけど、安定した力は伝わるけれどエモーションが淡白なのがおしい。もうちょっと粘り気出してもいいのでは。

85年度作品。時にアグネス30歳。こんなアルバムが出ていたとは…。ブレバタの岩沢兄弟、加藤和彦などが作品を提供。演奏陣も豪華。思ってたより、ずっとまとまりのあるアルバム。アグネスの芸風も不滅だ。(5)(9)(10)は自作。税込1700円ならリーズナブル?