1992年発売
TWO HEARTTWO HEART
今作のチェック・ポイントは以前シングル・カットされた(3)のリアレンジ、山口百恵カヴァー2曲、そして自作の作品がちょこちょこ顔を出している点だろう。それぞれが夏の太陽によって起こったアヴァンチュールを日焼けの跡を眺めながら忍ぶ内容で意味シン。
ペーター・ダム バロック・ホルン協奏曲ペーター・ダム バロック・ホルン協奏曲
18世紀ドイツの宮廷楽団で活躍した音楽家のホルン協奏曲を集めた珍しいアルバム。曲自体の魅力はともかく、ホルンの甘い音色とテクニックは聴いていてあきない。この録音では現代のホルンが使われているが、当時は無弁ホルンでよく吹けたものである。
スィンギング・スコルピオスィンギング・スコルピオ
名門バック・クレイトン楽団にゆかりのコンビによる、追悼アルバム。と言っても、本作が収録された74年はまだクレイトンは健在。昨12月の逝去に際して再発の運びとなった。ベイシー・サウンドをぐっと弛緩させたような、奔放さと雄大さが魅力のスウィング集。
Comin’Comin’
もっと馬鹿らしいほどエッチにやってほしいなあという希望を徐々にかなえてくれていっているおねえちゃん4人。これが2作目のアルバムだと思うけど、軽いノリで踊れるビートは心ウキウキだけど音の露出度はもうちょっと。次はカリブ海録音か?
ピークス・マニアEPピークス・マニアEP
観てないけど、いいよね『ツイン・ピークス』。でも、ライヴで来日しちゃうジュリー・クルーズだからチェック。ヴァージョン違い4曲だけで判断すると(4)のミックスが彼女の清楚な浮遊感あふれるヴォイスにイチバン合っている。逆に(3)はフリークスでも辛い。
イエロージャケッツイエロージャケッツ
フュージョン表現のなかで数少ない優良株、つまり例外的に信頼しきっちゃって問題のないバンドであるイエロージャケッツのデビュー作。1981年発表。やっぱり、これもいい。ラッセル・フェランテを中心に、“視点”のある表現をちゃーんと提出している。