音楽むすび | 1993年11月3日発売

ブラジルのメタル・バンド、ヴァイパーのシンガーが新たに結成したアングラの1st。活路を見い出したドイツでの録音の本作はストリングスを巧みに導入、メタル・クラシック風の音の厚みが鍵になっている。カイ・ハンセンら独メタル界の大物も参加。

クーセヴィツキー自身のコントラバス作品の他、彼と縁の深かった作曲家の作品を収めている。コントラバス奏者でもあったクーセヴィツキーの魂を、現代の名手ゲリー・カーがしっかりと受け継いでいることを伝えるような、情感豊かな名演である。

チェッカーズ解散後、藤井尚之が本格的に動き出した初仕事が、このビートたけし原作・主演映画『教祖誕生』の音楽監督。各種のサックスだけでなく、各種ギターやフルート、リコーダーからヴォーカルまで自ら担当。渋く磨き上げた彼のセンスは抜群だ。