1994年10月21日発売
日本のメジャー・シーンで活躍する数少ないパンク・バンド、スタークラブのベスト盤。ライヴで演奏されることの多い、86年〜90年の曲をデジタル・リマスター。(2)はプロモーショナル・ヴァージョン。貧乏なパンクスにはありがたい¥2,200のロー・プライス。
77年に発売されたアルバムのCD化。「恐山」は地声発声による合唱、ロックバンドとの共演、ケチャヘの挑戦、と話題を呼社だデビュー盤。「やまと幻唱」はわらべ唄、声明、三味線音楽など新境地を開拓した3枚め。(5)のウィットは抜群だ。故小泉文夫の解説も付いている。
幅広いレパートリーを持つ山城組だが、その魅力はやはり原点であるブルガリア民謡に集約されるように思う。その意味で10年以上たった今なお、このアルバムは粉れもなく彼らの代表作である。CD化にあたり、『ビザンチンの響』からも数曲収録された。
ハトの会以来、ブルガリアに学んだ独特の発声法のみならず、そのユニークな組織論と意欲的な活動で、合唱の世界に強烈なインパクトを与え続ける山城組が、'78年に結成10年を期して行なったライブの記録。当時の山城組の魅力のすべてが凝縮されている。
81年リリースの同名LPをもとにCD用に編集し直されたもの。声そのものの力がいかに強靭で重厚なものか。改めて考えさせられるということではCD化の果たした役割は非常に大きい1枚。できれば月夜の晩に山の上でぶつかってみたい深さと重さ。感嘆。
日本の合唱界でまことにユニークな存在の芸能山城組が、およそ非西欧的な構造をもつアフリカ各地の合唱的歌唱に挑んだ力作。モロッコからボツワナに至るアフリカの歌をこなしてしまうその気迫のほどにおそれいるが、やはり日本人の合唱である意義が大きい。
観客とのコミュニケーションづくりにパワーを発揮する芸能山城組初のCD。巨大太鼓の響きが実はエフェクトを加えた日本の平太鼓だったり、とびはねる肉声がトーン・クラスターだったりと超ハイテックなサウンドがいっぱい。至福に浸れそう〜。