1994年6月22日発売
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集 1ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集 1
グールドの弾くベートーヴェンで、聴いて本当に面白いのはこれら初期の作品だろう。過去の様式やソノリティを引きずりながら、そこに収まりきらないロマンへの欲求を抱えた独自の音楽に、グールドの大胆かつ細心な企てが絶妙に絡んで楽しみが尽きない。
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集 2ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集 2
今や伝説となったデビュー「ゴールドベルク変奏曲」に続く録音がここに聴くベートーヴェンの最後の3つのソナタということもあり、「反逆精神」に溢れたフレッシュな力に溢れている。今はそれも「個性」として評価できる時代になったことを喜びたい。
アイ・エイント・ムーヴィンアイ・エイント・ムーヴィン
デビュー作も良かったけれど、2ndはそれ以上。知的で自分のポリシーをしっかり歌にも投影できていて、とにかく奥深い世界を持っているシンガー/ソングライターだ。飾ることもなくナチュラルスタイルで歌う母性愛に、思わずホロリときてしまいます。