1994年発売
77年、日野皓正の凱旋公演で来日した際、東京で録音されたジョン・スコの初リーダー作。その後の彼の成長ぶりや人気などを思うと、当時はまだ無名に近かったギタリストを俎上に上げたトリオ・レコード首脳陣の決断を高く評価したい。内容も非常に良い。
ジャック(ds)はピアノ他もこなすマルチ奏者。デュオの本作もヴォイスを含む8つの楽器を演奏している。こういうときの彼はあれもこれも主張する。家族へ捧げた2曲((2)は子供への贈り物、(5)は奥さんの名)と彼が描いたファミリアなジャケットが心温まる。
フリー・ジャズのピアニストのなかで、圧倒的な存在感を誇るセシル。これは73年東京で録音されたソロ・パフォーマンス。演奏は過激そのものだが、エモーショナルななかにも、ふと静けさを感じさせる場面も。言葉を超越した感動を与えてくれる1枚だ。
発表時に大きな話題を呼んだペッパーとエルヴィンによる夢の共演盤。エルヴィンの過激なドラミングに煽られて、ここではペッパーがいつも以上に気迫に富んだプレイを聴かせてくれる。火花散る白熱の演奏がスリリングな瞬間を生み出した快作。
ジャケットを見る限りはドリカム編成ですが、実は別人。ヴォーカルは男性。BNOTはBrand New Omega Tribeの略みたいですが、あのオメガトライブと何か関係が? 完全に打ち込み主義音楽だけど曲以前に正体不明ってとこでよく理解できません。
去年、映画『コーン・ヘッド』のサントラに収録されていたタイトル・トラックを中心に、レア作品を集めたミニ・アルバム。レッチリには珍しく“押さえ気味”の「ソウル〜」は、日本ではシングル未発売だった。新たな可能性を期待しつつ次作を待とう。
来日記念のミニ・アルバムと考えてよいでしょう。しかしスティーリー・ダンで来ちゃいますか。ライヴの(4)はほとんどスタジオ・ヴァージョンと同じ。来日公演の様子がちょっと目に浮かぶ。リズム・トラックと歌だけヴァージョンの(2)(3)は? 未発表の(5)は佳曲。
突然のピアノ・ソロはちょっとねえ…。せっかく(2)が格好良くスタートするのに、これは考えすぎでしょう。何でもストレートにぶつけてくるのが、この人の魅力なのに。彼の親友のST嬢も、ウ〜ムと言ってたけど、さて柳葉クンとしてはどうしますか?