1995年11月発売
ベートーヴェン "ハンマークラヴィーアソナタ"と初期の"グランドソナタ"第11番ベートーヴェン "ハンマークラヴィーアソナタ"と初期の"グランドソナタ"第11番
園田高弘が充実した活動を見せている。シリーズ第5弾は、ハンマークラヴィーアと11番。力の入った解説を書いているが、演奏の方に不必要な力みや、じゃまな思い入れはまったく感じさせない。ひたすら作品を読み解いていった結果として感動的な音楽となる。
BOOBOO
メンバーの顔が載ってない表ジャケットが、逆に当時の破竹の勢いを感じさせるリミックス盤。NY仕込みの演奏も当然カッコいいが、注目すべきはやはり怖いモンなしのこのユニゾン・コーラス。ソロ・パートがほとんどない中居クンも掛け声で頑張っている。
シンバイオシスシンバイオシス
ロック・ファンなら知る人ぞ知る職人ドラマーのソロ作。ウェンディ・ブルックス、マイク・ポーカロ、シーラEなどをゲストに、ジャズ/クロスオーヴァーのインスト・アルバムに仕上げた。ドラム演奏も目立ちすぎることなく、良質でおしゃれなサウンド。
FULL CIRCLEFULL CIRCLE
ヒロリン3年ぶりのLA録音アルバムは、13CATSプロデュース。その13CATSのメンバー以外にもシング・ライク・トーキングの佐藤竹善、藤田千章、デ・ラルスの塩谷哲といったそうそうたるメンツが参加。こういったAORぽいサウンドも似合うんですな。
アヴェ・マリアアヴェ・マリア
16世紀のカッチーニから20世紀のストラヴィンスキーまで10人の作曲家による9曲の『アヴェ・マリア』をカーガン・パレイがヴォーカルとシンセサイザーによって聴かせてくれるアルバム。真摯に耳を傾けるのはもちろん、単にBGMとしても魅力的。