1995年4月発売
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番・4番ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番・4番
アシュケナージ2度目の全集からの分売。ソロは極めて自由闊達だが、非常に繊細で詩的な美しさは初めて体験できるものだ。ハイティンクの大きく、柔らかく包み込むような伴奏も見事の一言に尽きる。決定盤という宣伝文句も大袈裟とは言えない。
エリーゼのために/アシュケナージ珠玉のピアノ名曲集エリーゼのために/アシュケナージ珠玉のピアノ名曲集
お馴染みの名曲をお馴染みの演奏家で、というタイプのアルバム。バランス感覚のすぐれたアシュケナージだけに、確かにどの曲をとってもお見事。しかし聴き手を引きずり込むような魅力が出ているかどうかは疑問。(15)だけは文句なくすばらしい。
マーラー:交響曲第5番嬰ハ短調マーラー:交響曲第5番嬰ハ短調
このコンビの初録音と、音楽監督最後のツアーのライヴがこの曲というのは、ショルティ自身がインタビューで語っているように、この20年の解釈の変化を残しておきたかったということらしいが、ショルティは永遠にノーテンキであってほしいよ。