1997年11月発売
思慕思慕
ドゥビー・ブラザーズから離れたマイケル・マクドナルドのチャレンジ盤。バックを務めるミュージシャンとエンジニアがすべて超一流。クレジットを見たらあっと驚くに違いない。これからの彼の活躍が楽しみ。
スウィート・ラヴ〜アブストラクト・エモースウィート・ラヴ〜アブストラクト・エモー
「もう誰も愛さない」の挿入歌となったタイトル曲がいきなり脚光浴びたもんで、これを収録した86年の本作含めて4枚どどんとCD化。トレンディ・ドラマの力おそるべしですねー。可憐ながら力強い歌声はここでも健在だが、わりと凡庸な作品だったわね。
シムニェー奇跡のア・カペラ1シムニェー奇跡のア・カペラ1
南アフリカで行なわれた文化交流活動の中から生まれた企画。かたやイギリスのルネサンス音楽グループ、こなたアフリカの聖歌隊。発声も原語もまったく違うのに両者は溶け合い、聴いたことのない広大な世界を作り上げた。変化に富んだ楽しい選曲もいい。★
V・ウィリアムズ:交響曲第7番「南極交響曲」/同第3番「田園交響曲」V・ウィリアムズ:交響曲第7番「南極交響曲」/同第3番「田園交響曲」
映画『南極のスコット』の音楽をもとに作曲された南極交響曲は、まさに映画音楽そのもの。田園交響曲も含め、我々の“わかりやすさ”にぴたりとはまって誰もが疑問なく鑑賞できる。“純音楽”と“映画音楽”の形態学を研究してみるのも一興かも。
V・ウィリアムズ:交響曲第9番/ヨブV・ウィリアムズ:交響曲第9番/ヨブ
このコンビはヴォーン・ウィリアムズの交響曲を全曲録音する予定。今回は最後に作曲された第9番が登場。何かを形作って落着させるというより、陰鬱な感情と響きに浸らせるのが目的のような曲。「ヨブ」はアルカイックかつ劇的で、不思議な美しさがある。
パッヘルベルのカノン〜バロック名曲集パッヘルベルのカノン〜バロック名曲集
バロックの名曲を中心に、ゆったりとくつろいだ気分にさせてくれる音楽がいっぱい。演奏も優れているし、値段もお手頃というクラシック初心者にはお薦めのアルバム。優雅なティールーム風のBGMに。おやすみ前のリラクゼーション用に。色々使えます。