1998年1月15日発売
ライヴ・アット・ザ・サイレンライヴ・アット・ザ・サイレン
当時カナディアン・メロディアス・ハードの成長株として注目されていた彼らのライヴアルバム。キャッチーなメロディを吸引力に、聴き手の五感をわし掴みするようなパフォーマンスが目に浮かぶ。それほど本ライヴは生々しさを伝え、楽曲本位の彼らの真髄を適格に捉えた仕上がりとなった。
あふれでる涙〜涙のクラシック・セレクショあふれでる涙〜涙のクラシック・セレクショ
こんな曲たちを聴かないと涙が出なくなった人たちがいたらそれは不幸だ。これはパラドックス。ここに集められたアダージョなどは誰でも涙を誘われ、感動するだろう。(2)(3)を入れるなど少し捻った選曲だが、数多あるこの類。付録エッセー、ジャケ写で勝負か。
rhapsodyrhapsody
壮麗な歌声を活かしたメロメロなラヴ・ソングの印象が強い広瀬香美だが、実は彼女、テクノから民俗系まで多彩な楽曲の要素を自身の歌の中に巧みにスパイスとして取り入れている、なかなかの音楽家でもある。恋愛のBGM集だけじゃなく、突っ込んだ聴き方を勧めます。
ラミネーションズラミネーションズ
『ドッツ・アンド・ループス』収録曲をオートメイターほかがリミックス。アルバム同様、穏やかな空気の中にヨレて崩れた感覚が溶けて同化するような、彼女たちならではの味わいを感じるが、テクノのビートを導入した(3)の、破れたような感覚も僕は好き。
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