1998年8月5日発売
ジャニーズの中でも、正統派のエンタテイナーである少年隊が主演したミュージカルのサントラ。不死身のバンパイアが花嫁を求めてNYにやって来た話だそうで、軽快なスウィング・ジャズやミッド・バラードを盛り込み、NYらしさを演出してみせる。
ZARDや大黒摩季への楽曲提供でも知られる栗林の第9作。曲が粒揃いなのは言うまでもなく、カユいところに手の届いたアレンジと、それに呼応するフュージョン畑の人たちによるキメ細かい演奏も素晴らしい。個人的には、ちょっと破綻が欲しい気もするが。
94年に発売されたリジィ・ボーデンの集大成ともいえるベスト・アルバム。シャウトする高音が魅力的で、メロディメイカーとしての能力の高さを感じさせるアルバム。
ホラー・メタルのカリスマ的存在のキング・ダイアモンドがその健在ぶりをアピールした95年の作品。ヒステリックさがトレード・マークのヴォーカルも聴きごたえあり。
キッスから顔のメイクの肖像権で訴えられた経験を持つキング・ダイアモンド率いるバンドの最新作。ダークで切ないほどのメロディを生かしたメタル・サウンドは未だ健在。キングの演劇がかったヴォーカルは独特なマイナー気質を持ち、マニア心を誘発。
“ホラー・メタル”の元祖とでもいうべきデンマーク出身の5人組の1年ぶりの新作。しかし、やってることは、こけおどしメタルの典型とでもいえそうな、いつもの芝居がかったハード・ロックに変わりはないが、このバンドらしいB級の魅力があふれてる。
メタル・ブレイドの看板バンドではあるが、いわゆるヘヴィ・メタル・バンドとは違う。プログレ的で洗練されたサウンドが売りの彼らが95年にリリースしたベスト・アルバム。
カンニバル・コープス(現在は脱退)のクリス・バーンズが元オビチュアリーのアレン・ウェストや元デスのテリー・バトラーらと共演したニュー・プロジェクトのファースト・アルバム。派手なギミックを抑制しながらもデス・メタルの魅力を感じさせる1枚。
ゲフィンからメタルブレイドへと移籍しての久しぶりの新作。一時は解散状態だったようで、その間の鬱屈がこの新作をパワフルなものにしている。“メタリカ・ミーツ・モンキーズ”などと言われたポップ性も健在で、キャッチーなメロディが最大の魅力かも。
ニューヨーク出身の人気デス・メタル・バンド、カンニバル・コープスの1st〜3rdがまとめて再発。すべてプロデューサーはオビチュアリーを手がけたスコット・バーンズが担当。
80年代中期頃の米インディ・メタル・シーンにおいて登龍門的存在だったコンピレーション・シリーズ作の“オイシイとこ”取り日本編集盤。その後名を馳せるバンドの初期音源満載ながら、権利関係上からメタリカとスレイヤーが外れたのは残念だ……。