音楽むすび | 1998年9月2日発売

3曲入りのマキシ・シングル。相変わらず彼ららしい作品で、とてもポップでありつつ、どこかトンガッた匂いもなくすことなく漂っていて、エッジの利いたギター・サウンドもまた心地いい。どこかインナーな雰囲気を抱えている歌詞もまた、彼ららしい。

シンセがブチョブチョ唸る名ファンク・アルバム。これがデビュー作。まだリッチー先生さほどでしゃばっておらずナイスなグルーヴたんまり。粘りもあるし曲もキャッチーだし、自作自演自己プロデュース・バンドの強み満開。これもモータウンのエポック。

L・リッチーを中心に巨大化しつつあったコモドアーズの77年にリリースされた5作目。その代表曲(9)をはじめ、ファンキーなテイストを包むようなポップ感覚を明確に打ち出して成功を得たことがよく分かる。が、(1)(6)(8)などの臭いナンバーも捨てがたい。

ワールドカップ・フランス大会決勝戦前夜の三大テノールの競演だ。それもエッフェル塔の下、10万人近くの観衆を集めての大イベント。ドミンゴの子息の曲など今までになく趣向を凝らした選曲。始まりの緊張感から和んだ感じへと、臨場感あふれるアルバム。