1999年11月3日発売
デビュー・シングル「Still for your love」がヒットした、rumania montevideoのサード・マキシ・シングル。インディーズ時代のミニ・アルバムに収録されていた英語詞の曲を日本語に書き換えたもので、70年代風のシンプルなサウンドに仕上げている。
新作はムズカしいんでしょうかとの声にごめんなさいと返事がわりのリミックス別ヴァージョン集。個人的にはここに収録されているヴァージョンのほうが好きなものもあるが曲の浮遊感や切なさが別の角度から楽しめることもまたぜいたくというものでしょう。
四季の折々、ふと心になつかしさをおぼえる日本の歌のひとつやふたつは、誰もがもっていると思う。日頃は忘れていても、鮫島有美子のクリーミーでリリカルな声でうたわれた歌を聴いていると、遠い日の思い出が蘇ってくる。手元に置いておきたい永遠の名唱。
いや、もうね、名曲。シングル・カット、大賛成。バック・トラックもメロも歌声も、すべてが美しい。ビッケのライムだけが時間感覚を狂わせていくが、無抵抗で放心してみればいい。幸せだ。(2)(3)は99年6月26日日比谷野音でのライヴ音源(ライヴ盤未収録)。★
すべてにおいて、不器用そう。ブコツでブアイソで、ほんと前しか見てないでしょって感じのいさぎよいロック。だけどね、むっ、みやもとひろじ? って最初に思っちゃったんです、ごめんなさい。だって、結構やわらかいところに染みる歌なんだもの。
フレンチがかったリミックスに仕上げた小西康陽。アップ・テイストなハウスとして作りあげたケン・イシイ。ハード・エッジなバンド・テイストを加えたDragon Ashのリズム隊たち。アンビエントな味を施したSUGIZOなど。多彩な味を楽しめる必聴盤!★
年末の来日が恒例となり、暮れの“声”となってきたスラヴァのベスト盤。クラシックを素材にカウンター・テナーという声種を生かした、幻想的な世界。カウンター・テナーにもさまざまな質感があるが、彼の声は優しく耳に親しみシンセのサウンドにも馴染む。
なにかと評判の良くない団塊の世代だが、このアルバムを聴けばタマにはいいこともやったと認めてもらえる? (当時は)海のものとも山のものとも知れなかった連中の音楽をきちんと記録した功績をあらためて評価したい。どの楽曲もまだ生きているからすごい。
絶句、律詩全26曲を収録のオーケストラ伴奏による吟詠カラオケ集。コンクール用伴奏ということから、叙情風なものは前奏12秒、起句28秒、承句25秒、転句32秒、結句30秒、後奏12秒、そして詩吟部分を1分55秒にまとめる、厳密丁寧な構成となっている。
鷲巣詩郎が、自身が作り上げた楽曲たちを、R&B系のシンガーたちに歌わせたアルバムが本作だ。エリーシャ・ラヴァーンやヘイゼル・フェルナンデス、イアン・パターら、実力派シンガーたちの歌が加わり、最高にHipなR&B作品集へと仕上がっている。