音楽むすび | 1999年6月25日発売

庶民的なスタイルでウィーン音楽の粋を伝える4人組は各々オーストリア国内有数のオケまたはアンサンブルのメンバーでもある。ウィーンっ子の名手ブラインシュミットをフルートに迎えて、ランナーの珍しい連作曲「四季」ほか心躍る音楽を届けてくれる。

バスーンの名手トゥルコヴィッチを中心にしたバスーン4本のアンサンブル。歌や打楽器を入れたりと工夫しているが、選曲ミスが多くモソモソして面白くないものも。一方ツボにはまると、バスーンの独特の表情が浮き立ってきて楽しい。一聴の価値はある。

シカゴ生まれのギタリスト、プロデューサーの97年作品。アコースティック・ギターとハーディ・ガーディのみによるシンプルなミニマル・ミュージックで、しかも1曲のみ。万人向けではないが、ユニーク過ぎる、と呆れ返り聴き惚れるのも悪くない。