1999年9月3日発売
10番街の殺人10番街の殺人
ベンチャーズのメンバーでもあったノーキーの、かつて発売されたヒット曲集と、寺内タケシとの『日米エレキ合戦』から選曲されたソロ・ベスト。お馴染みの名曲がシンプルなアレンジで続々登場。音質も向上しているので、モズライトの音色のファンなら必聴。
ドンナ・ドンナドンナ・ドンナ
60年代に、フォークの女王として活躍、ボブ・ディランを広く紹介したり、市民運動にも深く関わったり、行動的な女性としても知られている人だが、透明感溢れる歌声には、天性の魅力がある人だ。彼女が、60年代に残した代表曲を中心に構成されたベスト盤。
雨音はショパンの調べ雨音はショパンの調べ
日本では小林麻美のカヴァーもヒットした代表曲の(1)はリミックス。ハウス〜ダンス仕様になっているが、メロディが強力なだけに肌ざわりは大きな違いはない。音作りに幅のあるミュージシャンではないため、同じような曲続く。なかでは(16)が好仕上がり。
涙のくちづけ涙のくちづけ
白人三人組のコーラス・グループとして、絶妙のハーモニーを聴かせてきたザ・レターメンの最近の音源によるベスト盤だ。山下達郎らに大きな影響を与えた往年の彼らを知るきっかけとなろう。映画主題歌〜有名ヒット曲をそのコーラス・ワークで聴かせる。
ミザルーミザルー
映画『パルプ・フィクション』に「ミザルー」が使われ、今や若い人の間でもおなじみの“キング・オブ・ザ・サーフ・ギター”ことディック・デイル。本作は、76年発表の再録を含むベスト盤で、(4)(15)などの代表曲がオリジナル・ヴァージョンでないのが残念。