2002年11月27日発売
ヴァンプス・ザ・ローリング 20'Sヴァンプス・ザ・ローリング 20'S
ドン・コスタ指揮のビッグバンドをバックに、1920年代の名曲を歌うイーディ・ゴーメの58年録音盤とくれば文句なし。絶頂直前の上り調子のヴォーカリストならではのノリの良さと勢いが記録されている。エンタテインメント指向の洗練された歌唱が美しい。
マイ・ネーム・イズ・ルース・プライス...アイ・シングマイ・ネーム・イズ・ルース・プライス...アイ・シング
キャップ・レーベルに吹き込まれヴォーカル・ファン垂涎だった本作は弱冠21歳にもかかわらず、余裕と言っていい感覚を持った“大人の女”を感じさせる作品。後年のハスキーなフィーリングはないが、フレーズのジャンプの仕方もすでに一流だ。
スウィートスウィート
ギル・エヴァンス・オーケストラでの活躍でも知られるパーカッション奏者とは同名だが別人。本作の主人公は50年代に優雅な弦楽器ハープを弾きながら歌うことで人気を博した美貌の女性シンガー。気持ちが込められた清楚な歌声の魅力は殿方の心をくすぐるかも?
ホワッツ・ニューホワッツ・ニュー
34年ミシシッピに生まれ、ペギー・リーの紹介で60年代にキャピトルやデッカに録音、65年に渡英し、2002年肺がんのため他界したマリアンの65年作品。時代色の強いポップス調の編曲を得て、おなじみのスタンダードをレイジーな雰囲気で歌い上げる。