2002年12月発売
1年半ぶりのセカンド・アルバムは、バウンス・ビートの和風解釈が冴え渡る24曲入りの一大娯楽大作。2DJが作るトラックはぶっ飛んでるくせにえらくポップで、2MCのシュールな言語感覚もまったくスタイルの異なるラップの絡みも楽しすぎ。損はさせません。☆
日本のスーパー・ロック・ギタリストたちに焦点をあてたコンピレーション・シリーズの一枚。山本恭司と斉藤光浩をフィーチャーしたBOWWOWの初期3枚のアルバムから選曲されており、ギターうんぬんを離れて70年代の日本ロックを知る資料としても有益。
全日本吹奏楽コンクール高校部門のライヴ演奏で、金賞を取った高校は課題曲も収録される、というあたりがお約束。実力の高さは認めつつも、“コンクール向け”の曲ばかりが並ぶし、奏者のテンションがかえって単調さを作っているのも否めない。1日1曲がおすすめ。
2002年全日本吹奏楽コンクール全国大会から、当盤は高校7校の演奏をライヴ録音。参加者や関係者のメモリアルとしての需要が中心だろうが、毎年聴いていくと、演奏のレベルや収録曲の変遷等から日本の吹奏楽界の推移が透けて見えてくるようで、興味深い。
義務教育のブラス・バンドから社会人まで……日本の吹奏楽のレベルの高さをしっかりと実感できるのが、2002年で50回を数えた全日本吹奏楽コンクールだ。高校編3のこのCDからも、“管”にかけた熱意とそのすばらしい技術が聴き取れる。
それこそ青春の日々をかけての演奏に対して失礼かもしれないが、なんのこだわりもなく楽しんで聴けた。どの演奏にも生命力があり輝きがある。非常にこなれたアレンジもいいし、オリジナル曲もありきたりではない。吹奏楽界に新しい黄金期が来ているのかも。
ジャイアント馬場が創設した全日本も30周年。それを記念した一枚。馬場を始め。全日本を彩ったヒーローたちーーファンクス、マスカラス、ハンセン、ブロディ、ブッチャー、鶴田、そして武藤まで。昔から楽曲としてクオリティの高さが窺い知れる。
今年還暦を迎える橋幸夫が、同世代に向けておくるニュー・シングル。津軽じょんがら三味線と和太鼓をフィーチャーし、北国の哀愁を歌った入魂の作品となっている。