2002年7月24日発売
「東尋坊」が『オリコン』演歌チャート初登場2位という好スタートを切った、水森かおりのアルバム。オリジナルとカヴァーで、日本各地の名所を訪ねる歌の旅。情感豊かな歌声が魅力。
オーストラリア出身の美人シンガー、ジャネットは過去に何度か来日しており、マニアの間ではひそかな人気を獲得している。本作はそんな彼女の日本デビュー盤。名歌手ペギー・リーに捧げた好選曲とキュートな声質で、さわやかな魅力をたっぷりと放つ。
バリトン・サックスの数少ない名手のひとりが残した貴重作。夭逝したため録音は少ないが、サージのダンディな渋さのある演奏は、ほかの楽器にはない魅力を伝えてくれる。ビッグバンドで腕を上げた彼が、9人編成で独創的なサウンドを聴かせている。
《ストーリーヴィル・10インチ・CDコレクション》の1枚。『ミズ・テディ・キング』と共に、ヴォーカル・ファンの間で傑作の評価を受けてきた隠れた名盤が、初回限定版で完全復刻。初CD化。
50年代、全盛期のカウント・ベイシー・オーケストラで花形トランペット奏者だったニューマンが、ベイシーやフレディ・グリーンほかファミリーのサポートを得て、バリバリと吹きまくった快作。ベイシーがオルガンを弾くなど、ウラ名盤としても知られる。
この数年、アルバム上でも旺盛な創造力を発揮している鬼才ドラマーの会心のバラード集。ジョージ・ガゾーンのテナーをフィーチャーして、ピアノレス・トリオで録音。コルトレーンのバラード世界を彷彿させる。森山の到達した深さを静聴する作品だ。
山下洋輔トリオで怒涛のリズムを披露してきた森山の2002年作。見事にシェイプアップしたバップ・ドラミングの後方から前衛の遠い雷鳴が雲を運ぶ。マックス・ローチに似た見事な空間構成力。入院中の父を思う短い随筆が絶品。年齢と愛が描かせた至上の詩。ぜひ読んでみて。★
人気ピアニストのチャーラップが、かつてのボスであるレオンハートと同世代のスチュワートと組んだスペシャル・トリオの第2弾。ピアノ・ソロをはじめ、リラックス・ムード満点の演奏が楽しめる。緊張感よりも雰囲気を重視する方にお薦めしたい。