2003年9月3日発売
渡部基一|plays 石原裕次郎〜北の旅人〜渡部基一|plays 石原裕次郎〜北の旅人〜
江藤俊哉門下のヴァイオリニストが石原裕次郎のヒット曲をトリビュート。ムード歌謡の権化のようなナンバーが、渡部甚一の手にかかるともともとがこっち系だったかと思うほどクラシック調に変身する。斜に構えず真っ向から勝負したことが逆に楽曲の魅力を浮き立たせている。
五木ひろし 2003 全曲集〜望郷の詩〜五木ひろし 2003 全曲集〜望郷の詩〜
五木ひろしの代表曲を収録したベスト選曲集。「千曲川」「契り」「夜空」「山河」などはニュー・ヴァージョンで聴かせる。ムード歌謡系のソフトな歌声による「そして…めぐり逢い」、「傘ん中」ではレキント・ギターにのっての泣きの歌唱など五木節は変幻自在。
romeoromeo
オリジナル・アルバムとしては約4年半ぶりとなる9作目。大ヒット曲「好きになって、よかった」での瑞々しい歌声はそのままに、自作曲(7)をはじめさまざまな恋愛模様を鮮やかに唄う。デビュー・アルバム以来の付き合いである高橋研がプロデュースを担当。
それだけの人生じゃいけない気がするそれだけの人生じゃいけない気がする
帯に記された“都会・自然・愛・平和をテーマに贈るメッセージ”。アルバムの中から流れてくるのは、スタイリッシュかつアーバン・ソウルな極上のポップス・ナンバーたち。明瞭/明確なメッセージを口当たり良いフレンチ料理で優しく食させてくれるぶん、何時しか歌の世界へ没頭。
The end of the beautyThe end of the beauty
中村達也のソロ・ユニットの4枚目のアルバム。カトウタカシのギター、Tokieのベースをバックに武田真治のサックスと中村の語りが聴覚を刺激する(1)のテンションが全編を通して持続する緊張感あふれる一作。ほかミック・カーンや沖祐市、浅井健一も参加。★
ミュータント・マインドフレイムミュータント・マインドフレイム
グッディ・モブのメンバーの初ソロ作。プロデュースは大半をDJスピーディが手掛けるが、アンドレ、ジェリー・ロール、ラシャッド・スミスなども参加し、思いのほか多彩。ギップの太く低い声による無骨なラップは、曲調に過剰に左右されず力強く邁進。