2004年11月17日発売
意外にもこれがペライア初の全曲録音だった。ショパンのレコーディングは94年の『バラード集』以来で、発売と同時に世界的なベストセラーとなり、ペライアの深い音楽性が伺えるものとなった。
ベルのソニー・クラシカル移籍第1弾となったアルバム。ガーシュウィンの生誕100年を記念しての録音で、ジョン・ウィリアムズの指揮も話題を呼んだ。ベルの美音を堪能できる。
メンデルスゾーンは2度目の録音で、ベートーヴェンは初録音だった。ソニー・クラシカルに移籍して立て続けに録音していた頃のもの。カデンツァは2作品ともベルが作曲して話題となった。
死の前日まで続けられた、ホロヴィッツの文字どおり最後の録音となったもの。透徹された美意識は衰えず、ピアノの音はあくまでも美しい。とりわけ「イゾルデの愛の死」は心に迫ってくる。
ドヴォルザークはマゼールとの共演から約10年を経て再録音された2度目のもの。すでに大家としての風貌がにじみ出た堂々とした演奏で、名チェリストでもあったハーバートの協奏曲と共に聴き応え十分。
日本企画の録音。来日回数も多く、日本びいきでもあるヨーヨー・マが、日本音楽集団や日本人演奏家らと、日本の美を徹底的に追求したアルバム。単なる叙情歌集にしないところが彼らしいところ。
バロック・チェロに挑戦した話題作の第2弾。完全に古楽奏法をマスターし、自分のストラディヴァリをバロック仕様に改造してまでして取り組んだ録音。“古楽”に新たなレパートリーを開拓。
クラシック演奏家という枠をはみ出して、一人の音楽家として幅の広い活躍をしているヨーヨー・マの、活動のほぼ全容を俯瞰できる内容。本邦初出の音源も3曲収録されている。
クレーメル、カシュカシアンとの共演が話題を呼んだアルバム。モーツァルト晩年の傑作三重奏曲を、緊張感にあふれた緊密な演奏で聴かせ、さすが名手3人のアンサンブルと聴き手を唸らせた1枚。
クライスラーなどヴァイオリンの名曲をチェロに編曲して収めた、ヨーヨー・マの驚異的なテクニックをまざまざと見せつけたアルバム。ヴァイオリンでも難しいパガニーニなど、唖然とする上手さ。
超絶技巧のスーパー・ヴォーカリスト、ボビー・マクファーリンと競演した話題作。ジャンルを軽く飛び越えてしまう2人による驚愕のコラボレーション。新しい音の世界が広がっている。
『アパラチア・ワルツ1』『同2』他からセレクションされたブルーグラス音楽のベスト盤。アメリカ白人のトラディショナル・サウンドが、ジャンルを超えた最高のメンバーで堪能できる。