2005年6月発売
ウクレレは夏のモノだけではない! というコンセプトで遊び心豊かな一流ミュージシャンが集い、ポロリンと奏で、笑みを誘う“ウクレレ開眼”の1枚。四季折々の風情がギュッと詰まったウクレレ・サウンドを新鮮なまま貴方の御家庭へ、という姿勢がすばらしい。牧伸二だけでは気がつかなかったウクレレのスゴさがここにあるゾ。
八重山出身の若き歌者・大島保克の島唄のセカンド・アルバムには、ムーンライダーズの武川雅寛や古くからの仲間である新良人らが参加しているのだが、大島はまるで古老が歌っているかのような雰囲気を漂わせている。身体化した島唄の伝統の今日性が感じられる。
日本人だけでなく、アメリカ本土からの旅行地としても人気の高いハワイ。そのハワイで知名度が最も高いアーティスト、ケアリイ・レイシェルがハワイアンを正統に奏でるコンピレーションだ。
沖縄県、八重山諸島に生まれ育った島唄の歌い手。3枚目のアルバムとなる今作は、沖縄や八重山の民謡とオリジナル曲をミックスした聴き応え十分の内容。艶やかで深みのある歌声が魅力的だ。
コンテンポラリー・ハワイアンの中でも名実ともにトップに位置する名盤。元カラパナのマッキー・フェアリーのメロウな歌声と彼の描く爽やかなグルーヴは、ハワイ音楽の凝り固まった既成概念を軽やかに打ち砕いた。こんな素敵な音楽がハワイにはある。傑作!★
トリニダード・トバコ特産のスティール・ドラムが全編にわたって軽やかに響く。欲を言えばヴォーカル入りのプレイがもっとあれば。EW&F、スティーヴィー・ワンダー、ジョン・レノン、マーヴィン・ゲイ、エディット・ピアフの名曲が水蒸気となって南海の大気にとけていく。
イタリアから生まれた“スロウ・フード”という食のスタイルをはじめ、最近のトレンドとなっている“スロウ・ライフ”をテーマにしたコンピレーション・アルバム。
通算4枚目のオリジナル・アルバム。ビーチのジャケットそのままの夏らしい雰囲気に満ちたサウンドが全編にあふれる。ポップスのキャッチーさとジャズのエッセンスを絶妙にブレンドした、彼らならではのアプローチに満ちた、5曲のタイアップを含む全11曲。
男女三人組ユニットの5作目。ボサ・ノヴァ、ジャズ、ソウルなどを取り入れ、細部まで緻密に練り込まれたサウンドと、爽快感のあるメロディが溶け合った、完成度の高いポップス・アルバムだ。そのセンスの良さから、シュガー・ベイブの正統的後継者といえるかも。