2005年発売
古な和の香りを楽曲や詞の世界観に内包し表現。ビジュアル系バンドKagrra,が提示してきたのは、穏やかな表情で心を優しげに惑わしていくミッド・バラード作。揺らり揺らめく切ない歌に触れるに従い、いつしか脳内が悠久の果てへ彷徨い始めることだろう。
パーティ的高揚=クランク道のオーソリティにしてアトランタ・ヒップホップ・シーンの顔役、リル・ジョンの2002年発表作品。ワイルドに言葉を投げ出しては相当高いテンションを設定するスタイルは他の追随を許さない。トゥー・ショートやE-40なども参加。
スヌープ、ネイト・ドッグ、ウォーレンGによるユニットの初アルバム兼リユニオン作。当時と違いウォーレンはプロデュースせずDJ・プー、カニエ・ウェストらが参画。ネイトの歌もたっぷり聴けるし、みな伸び伸びして充実のお楽しみ大作といった趣。
米女性R&Bシンガーのデビュー作。キュートでありながらも味わいのある声の持ち主で、もともとは曲作りから活動を始めたという実力派だ。多彩な曲を歌いこなすうえ、スター性も備えた注目のシンガーだろう。ラファエル・サディークとのデュエット収録。
バレエ「天の岩戸」は28歳で夭逝した貴志康一の60分にも及ぶ大作。20世紀前半のドイツ音楽の手法を貪欲に吸収し、日本固有の素材を生かした音楽に仕上げる手腕は並みのものではない。今回が世界初演であり初録音。ぜひともバレエ上演を望みたい。
アッシャーやシアラのプロデュースで知名度を上げ勢いに乗るリル・ジョンの入魂のアルバム。ビートとお囃子がけたたましいクランクを基調に、R&Bとのコラボはもちろん、ロックやゴー・ゴー、西海岸ギャングスタ系などとも合体し、半ばリーダー作状態。
「奥飛騨縁歌」「見返り花」に続く香田晋のニュー・シングル。森の石松をテーマにしたタイトル曲と、カップリングには彼の代表曲「手酌酒」の流れを汲む明るくキャッチーな楽曲「心がわり」が収録。
毎年富山で行なわれるチンドン・コンクールの常連入賞者、元たけのうちカルテットの安達ひでや率いるアダチ宣伝社によるチンドン名演集。今ではめっきり見ることのなくなった懐かしいチンドンが楽しめる。
78年に発売された伝説的作品に、東宝映画『惑星大戦争』のために制作された音楽を収録した大野松雄作品集第2弾。宇宙をイメージしたイマジネーションあふれるディープな世界が堪能できる。
外部からの依頼によって音響制作していた大野松雄の、自らの制作意欲にかられて作り上げた2004年録音の最新作。誕生から死、輪廻を描いた本作、加工された自然音と電子音のせめぎあいが凄まじい作品だ。
関西ヒップホップ・シーンで活躍するDS455の、2ndアルバム『Summer Sweetz』に続くマキシ・シングル。タイトル曲はアルバムに収録され、ファンに人気の高い楽曲。新録音曲やリミックスなども収録。