2006年4月発売
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9番≪クロイツェル≫・第10番ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9番≪クロイツェル≫・第10番
クレーメル、アルゲリッチのベートーヴェン、ソナタ全集の中でも、最も個性的な1枚。2人の個性がぶつかり昇華する「クロイツェル」と、一転、中期に書かれた10番での、寄り添うような演奏が印象的。
プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第1番・第2番 ヴァイオリンとピアノのための5つのメロディプロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第1番・第2番 ヴァイオリンとピアノのための5つのメロディ
第1番は、2度目の録音。第2番はフルート・ソナタの編曲で、第1番のほうが、音楽的深さも、技術的高さも上だ。その、第1番で、2人は驚異的な名演を聴かせている。捕らえて離さない強烈な魅力がある。
≪メトロポリタン・オペラ・ガラ1996≫≪メトロポリタン・オペラ・ガラ1996≫
制作・出演
サミュエル・レイミー / ジェイムズ・レヴァイン / ビゼー / ブリン・ターフェル / プラシド・ドミンゴ / メトロポリタン歌劇場管弦楽団 / ルネ・フレミング / ルース・アン・スウェンソン / ロベルト・アラーニャ≪ロッシーニ:序曲集≫≪ロッシーニ:序曲集≫
洗練された音色と精緻なアンサンブルで一世を風靡したシャルル・デュトワ&モントリオール交響楽団は、ロッシーニのような軽快な音楽も得意としていた。1990年10月、モントリオールでの録音。
≪ショスタコーヴィチ:ジャズ音楽集≫≪ショスタコーヴィチ:ジャズ音楽集≫
ショスタコーヴィチの、ジャズのイディオムを取り入れた作品集という、珍しいアルバム。30年代の作品(「タヒチ・トロット」が28年)で、諧謔精神にあふれた面白い作品だ。シャイーの快演も聴きもの。
ラヴェル:ピアノ協奏曲/古風なメヌエット/左手のためのピアノ協奏曲/海原の小舟 他ラヴェル:ピアノ協奏曲/古風なメヌエット/左手のためのピアノ協奏曲/海原の小舟 他
協奏曲ではロジェらしい明快なタッチによる、透明度の高いクリスタルな音色が聴きもの。特に両手の協奏曲の第2楽章では節度ある歌い口と相まって絶妙な味わいが立ち昇る。デュトワ/モントリオールもラヴェルと相性がよく、きらびやかな音色の世界をたっぷりと聴かせる。
ドヴォルザーク:ピアノ五重奏曲作品81 弦楽四重奏曲第10番ドヴォルザーク:ピアノ五重奏曲作品81 弦楽四重奏曲第10番
1995年より現在のメンバーで活動している新生タカーチによるドヴォルザーク。室内楽に、リート伴奏に活躍しているアンドレアス・ヘフリガーのピアノも聴きものだ。
シューベルト:4つの即興曲D899 4つの即興曲D935シューベルト:4つの即興曲D899 4つの即興曲D935
ピアノの抒情詩人と言われたルプーの、代表的録音のひとつ。繊細で濃やかなロマンが、全編を覆う。微細な陰影が、得も言われぬメランコリックな雰囲気とリリシズムを醸し出している。この曲の名盤のひとつ。