2006年8月発売
ガラナガラナ
人気コミックの実写版映画『ラフ』の主題歌。冒頭から歌始まりによる勢いを持った演奏がスタート。心地良さと疾走感を持ったメロディに身を預けながら、気がついたら心地良いグルーヴ・ソウルにぞっこん。ドラマティックに想いを描いていくさまは、4分半の映画のよう。
SkySky
韓国の5人組、東方神起の7枚目のシングル。日本での知名度も急上昇してアジア発信のグループとしてのポジションを確立。今作でも、ごきげんな70年代王道ダンス・ポップ・サウンドを打ち出し、キャッチーでタイトなサウンドを聴かせている。★
スウィンギン・アマデウス 〜モーツァルト・ミーツ・ジャズスウィンギン・アマデウス 〜モーツァルト・ミーツ・ジャズ
ジャズ・ピアノ・トリオによるモーツァルト・カヴァー盤。クラシックのジャズ化で有名なオイゲン・キケロのトリオをはじめ、実力派ばかりが集結。定番のバッハとは異なる気の利いた企画だ。
パールパール
西海岸を拠点として自己のクインテットで活躍、大学のジャズ・ピアノ講師も務めるセシリア・コールマンのピアノ・トリオ作。セシリア作曲の4曲のほかはスタンダード・ナンバーだ。現代的なハード・バップのピアノ・スタイルで、清新な演奏を聴かせている。
リーズン・オブ・リーズリーズン・オブ・リーズ
スタイルの違いを突き抜けて音がニクタイと還流し奔出する川嶋のエモーションがすばらしい。古今の素材をからくり細工のように仕込んだ自作のストレートアヘッドも秀逸だが、東洋風の素材・仕掛けの中でこだわりを捨て、スリリングに角逐する佐藤作が面白い。★
Flower SourceFlower Source
女性シンガー・ソングライター、松崎ナオの5年ぶり4枚目のアルバム。真摯でしなやかなサウンドとメロディ、一見けだるそうながらもまっすぐ見すえるヴォーカルが鮮やかな風景を描き出す佳作。陰影のある曲調、どこかささくれだった雰囲気もいい。★