2006年8月発売
マンドリン・シンガー、清心(きよみ)。マンドリンの美しい音色と清涼な精神のヴォーカルが紡ぎ出す、音楽の森林浴に癒される作品。「花と緑のガーデン都市づくりー盛岡ー」イメージ・ソング。
UVERworldのサマー・キラー・チューンは、ドラマ『ダンドリ。〜Dance☆Drill〜』の主題歌。“夢に向かい走り続ける”内容の歌詞が、高校生がチアダンスに青春をかけるドラマの内容にピッタリだ。
このバンドには、人ぞれぞれの音楽の好みを超越したところで聴き手の胸を打つ魅力が備わっていると思う。サード・アルバムである本作の、たとえば(3)を聴いてみればよい。歌を歌うということの意味をしっかりと噛みしめている男たちの鳴らす音楽がここにある。
アルバム『愛・自分博』で男性ソロ・ラッパーで初の『オリコン』チャート1位をゲット。ソロとしても頂点に立ったKREVAの2006年の夏アンセムは、ビーチ・ボーイズふうコーラスを取り入れるなど、すべてを吹っ切ったかのように明るいダンス・チューン。ノッてます。
2006年の夏はサマーソニックにも出演した彼らのシングルは、人気アニメ『xxxHOLiC』のエンディング・テーマ曲。もはやベテランの域に入っているが、自分たちの個性を十分見据えたナルシシズム・ビューティ路線をさらに深めようとしているのがわかる。
9ヵ月ぶりの新録CDは各曲でゲストが彩りを添えている。とはいえむろんこの二人の個性は崩しようがないのであった。イケイケのミクスチャー・サウンドでありながら、英語と日本語が混ぜこぜの歌詞にも表われた純情かつロマンティックなムードが魅力かな。
アニメタルも2006年で10年。最終作で総決算となったCD+DVD。CDは初の1曲ずつのフル演奏で、どう考えてもメタルにならない(7)(8)(9)(10)(13)までメタル化。DVDでは定点カメラによるライヴのメドレー3曲が臨場感たっぷりで迫る。なんでもメタルになると感心。
NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』の主題歌。ヴォーカルがスガシカオ、キーボード&プロデュースに武部聡志、ギターが小倉博和、ベースが根岸孝旨、ドラムが屋敷豪太という凄腕の面々が集まった。(1)は武部が仕上げたロック・バラード。コクアとはハワイ語で協力するの意。
宮沢和史がTHE BOOMとは別に展開していた中南米ツアーの成果が、レコーディングでまとめられた恰好のこのアルバム。ブラジルのマルコス・スザーノとキューバ出身のルイス・バジェが並んだあたりが宮沢らしい。まとまりきっていない勢いは感じる。