2007年12月5日発売
コンサート・ホールにパイプ・オルガンが設置され始めた頃に作られた、サン=サーンスの代表的な作品。2楽章を4部に分け、各楽章の後半にオルガンが入る。特に第2楽章が壮麗な盛り上がりをみせている。
ラフマニノフの3曲ある交響曲のうち、最もポピュラーな作品。抒情的なメロディと豊かな色彩感、スラヴ的な哀愁に彩られた、甘美でロマンティックな曲だ。ラフマニノフ30代前半の気力がみなぎっている。
シベリウスの7曲ある交響曲のなかで最もポピュラーな曲。ドイツ・ロマン派的なスタイルとフィンランドの民族的な雰囲気とが、見事なバランスを取った傑作だ。第1楽章の主題と第4楽章が聴きどころ。
イタリアとドイツのバロック期の有名な曲を収録したアルバム。映画やTVドラマで使われて有名になったアルビノーニやマルチェッロの美しい曲やバッハの格調高い曲、おなじみのCM曲など、心に染み入る名曲が味わえる。
4曲ある管弦楽組曲のうち、最も親しまれている2曲を収録。第2番はフルートの華やかさやヴァイオリンとの掛け合いが聴きどころ。第3番は第2曲「エール」が「G線上のアリア」として有名だ。
バッハと並ぶ、バロック後期を代表する作曲家で、活動時期の大半をロンドンで活躍したヘンデル。この曲は彼の代表的な管弦楽作品で、王様の遊びに供した音楽。金管楽器が活躍する豪華できらびやかな仕上がりだ。
歌劇の序曲といわゆる実用音楽、貴族や富豪のパーティを盛りたてるためのセレナードとディヴェルティメントの有名曲を収録。いずれも湧き立つような曲調で、流麗優美な傑作ぞろいだ。
モーツァルトの父親、レオポルドの珍しい作品集。かつてハイドン作と言われていた「おもちゃの交響曲」が最も有名で、ほかに4本のホルンに猟銃の音までが入った「狩の交響曲」など興味深い作品が収められている。
有名になる前に30歳代後半で亡くなったビゼーの、2大管弦楽曲を収録。傑作歌劇からの「カルメン」組曲は、次々繰り出される曲がすべて有名だ。「アルルの女」も、美しいメロディに満ちている。
ロシアの作曲家を中心に組まれた管弦楽の名曲集。はつらつとした「ルスランとリュドミラ」、情景描写が抜群な「モルダウ」や「酋長の行列」「中央アジアの草原にて」、躍動感に満ちた「剣の舞」など、楽しさいっぱいの一枚。
序曲や間奏曲、劇中に流れる管弦楽曲を集めたもの。サッカーなどの大きなイベントを盛り上げる「凱旋行進曲」や、TV-CMで有名な「ウィリアム・テル」序曲など、耳なじみの深い有名曲が並べられている。
稀代のメロディメイカー、チャイコフスキーの真髄が堪能できるアルバム。3大バレエのおいしいところを抽出した、甘美で躍動感がある多彩なメロディの数々が繰り出されていく。
独創的なサウンド感覚を持ったロシアのムソルグスキーの名作2曲を収録。「展覧会の絵」は、ラヴェルが絢爛豪華な管弦楽曲に編曲したもの。一方「禿山の一夜」は、野趣あふれる原典版で楽しめる。
オーケストラの魔術師ともいわれるリムスキー=コルサコフが、そのオーケストレーションの才をフルに発揮して書き上げた一大絵巻。『アラビアン・ナイト』の世界を見事に音で描写した、オーケストラの魅力いっぱいの一枚。