2007年2月21日発売
リズム・デル・ムンド〜ロック・ミーツ・ラテンリズム・デル・ムンド〜ロック・ミーツ・ラテン
英米のアーティストがラテンに挑戦、という共通コンセプトが売りのチャリティ作。コールドプレイ「クロックス」から、懐かしの“ファンカラティーナ”の文字が脳裏をよぎる。英米とキューバの若手勢、おおむね薄味な出来が並ぶなか、オマーラ・ポルトゥオンド「やさしく歌って」が貫禄。
わが恋はここに エラ・アンド・ルイ・シング・ガーシュウィンわが恋はここに エラ・アンド・ルイ・シング・ガーシュウィン
最高の音で楽しむために!
ガーシュウィン・ソングブックガーシュウィン・ソングブック
ヴァーヴ時代に吹き込まれた2枚のガーシュウィン作品集がまとめて聴ける全24曲。曲芸のごときテクニックはここでは控えめで、端正かつスマートな名曲たちを愛でるように綴っていく。企画ものにありがちな浅薄さがなく、むしろお気に入りの小品集といった趣。バーニー・ケッセル(g)が加わる後半は、スウィング感十分のモノラル録音。
ベストやねんベストやねん
デビュー15周年となる2007年は2月発表の、ウルフルズのベスト盤。「ガッツだぜ!!」から「ええねん」までのオールタイム・ベストに加え、iTunesで限定配信された「相愛」も収録。粒ぞろいの名曲群はJ-POPの宝といえる。
平成風俗平成風俗
椎名が作詞&作曲、斎藤が編曲&指揮で、ほとんどを制作。いわゆるロックの楽器も使われたが、オーケストラを背に椎名が歌う作品で、ゴージャスなポップス、いや歌謡曲と言いたい聴きごたえ十分の出来だ。芸風が広く、彼女のヴォーカルもベストの一枚。★
EMI CLASSICS決定盤 1300 465::ホフマンの舟唄[管弦楽名曲集]EMI CLASSICS決定盤 1300 465::ホフマンの舟唄[管弦楽名曲集]
東芝EMIが企画し、アビーロード・スタジオで録音した名曲集。日本人の趣味嗜好に合った選曲で、誰もが楽しめる作品となっている。けれん味のないプラッソンの品の良い指揮は、何度聴いても魅力的だ。
EMI CLASSICS決定盤 1300 468::R.シュトラウス:ホルン協奏曲第1番&第2番 オーボエ協奏曲EMI CLASSICS決定盤 1300 468::R.シュトラウス:ホルン協奏曲第1番&第2番 オーボエ協奏曲
協奏曲の全集から管楽器のための曲を抜粋した一枚。ホルンは、シュトラウスが生涯重視した楽器として知られている。オーボエ協奏曲は、あまり聴かれることのない作品だ。ケンペの万全の指揮と名手たちの文句なしの演奏が光る。