2007年3月発売
アクトン・ベイビーアクトン・ベイビー
“ベルリンの壁”崩壊に触発された91年発表のアルバム。ダンス・ビートの導入、ボノのヴォーカル・スタイルの変化など、あきらかにこれまでとは違う彼らにとまどったファンも多い。新生U2のスタートといえる作品だ。
ZOOROPAZOOROPA
ファンの間で賛否両論のわかれる、93年発表のアルバム。ブライアン・イーノ、エッジ、フラッドのプロデュースで、エレクトロニクス的要素が大幅に導入され、テクノ色の濃いサウンドに。ゲストでジョニー・キャッシュも参加している。
ポップポップ
『アクトン・ベイビー』『ZOOROPA』での顕著な実験精神の展開形となった97年作品。爆笑ビデオもステキなヒット・シングル「ディスコテック」をはじめ、ポップとロックがU2的に融合した傑作だ。
オール・ザット・ユー・キャント・リーヴ・ビハインドオール・ザット・ユー・キャント・リーヴ・ビハインド
デビューから20周年を迎え、原点回帰的なサウンドが聴けるスタジオ録音の10作目。ダニエル・ラノワ&ブライアン・イーノ・プロデュースによる、肩肘はらずに聴ける名盤だ。シングル「ビューティフル・デイ」も収録。
原子爆弾解体新書〜ハウ・トゥ・ディスマントル・アン・アトミック・ボム原子爆弾解体新書〜ハウ・トゥ・ディスマントル・アン・アトミック・ボム
デビュー25周年を記念した、U2のオリジナル・アルバム。これまでにないフレッシュなロックン・ロールが展開されている。シングル「ヴァーティゴ」をはじめ、まさにU2らしいスケール感と昂揚感あるロックが詰まった傑作だ。
ナッシング・ライク・ザ・サンナッシング・ライク・ザ・サン
母親の死の前後にレコーディングされた87年発表作品。母性や母への愛情といった面が全面に押し出され、『ブルー・タートルの夢』とは趣を異にする叙情的な内容に。エリック・クラプトンもゲストで参加。
「デアイトワカレ」〜Graduation〜「デアイトワカレ」〜Graduation〜
“卒業”をテーマにした日本の名曲の数々を、ラヴァーズ・ロック仕立てでカヴァーした編集盤。荒井由実の「卒業写真」や、森山直太朗の「さくら」といった美しいメロディの曲も、軽いレゲエ・ビートがセンチメンタルになりすぎることなく、淡くポップに聴かせてくれる。