音楽むすび | 2007年4月11日発売

カナダのスラッシュ、パワー・メタルの重鎮、ジェフ・ウォーターズ率いるバンドのネクサスからの第1弾。全曲にギターやヴォーカルのスペシャル・ゲストを迎え、個性豊かでありながら、これぞメタルといえるアナイアレイター節を聴かせてくれる。

ブロムシュテットの美質が十分に表出された演奏として、ベートーヴェン交響曲全集の中でも特に評価の高い一枚。ふくよかな響きを持つオーケストラの特長を引き出して、爽やかなスケール感を演出している。

スウィトナーの非ユダヤ的マーラー。表情の付け方やテンポ設定などはオーソドックスだが、オーケストラの特長を活かしながら、マーラーがスコアに記した響きをきわめて美しく引き出している。

メンデルスゾーン所縁のオーケストラを振っての序曲集。「トランペット」は17歳のときの作品で、死後出版されたもの。マズアの張りのある曲作りが、メンデルスゾーンの清新なロマンティシズムをよく表わしている。

エグモントのモノローグの朗読が入った、珍しい全曲盤。ボンガルツは、ドレスデン・フィルの首席指揮者を長く務めた、旧東ドイツを代表する指揮者。録音が少なく、この全曲盤は貴重な作品だ。

チェコ出身でドレスデン・フィルやベルリン響の首席指揮者を長く務め、ドイツものを得意としたヘルビッヒによるメンデルスゾーンを収録。本作では、オーソドックスながら鋭く味わいのある指揮で、メルヘンの世界を表現している。