2007年4月発売
実力派ジャズ・シンガー、カート・エリングの久々のアルバムはコンコード移籍第1弾。スタンダード・ソングのほかに、ジャズメンの曲や演奏に歌詞を付けて歌ったり、詩人の詩に曲を付けて歌ったり、エリングらしさを発揮。全体的にはメロウでリラックスした仕上がり。
ダンスマニア“スピード”シリーズのベスト盤。『スピード・ギガ』『アニメ・スピード』など、既発のコンピ・シリーズから人気投票で選ばれたトラックを中心に収録。超高速のアップ・ナンバーが満載で、テンションを上げたい時に最適の一枚だ。
13枚目のシングルは、3曲とも、メロウで暖かい楽曲。「幸福の歌」「ずっと二人で」、ともに“歩いて行こう”という歌詞が出てくるが、その歌詞に象徴されるような、ゆったりゆっくりと、しかし前を向いていこうという思いが、どの楽曲にも感じられる。
2008年には70歳を迎えるベテラン・ピアニストのキューンが、日本のファンの間で人気の高い有名スタンダードを取り上げたトリオによる企画盤。長年の共演歴を誇る二人を迎え、速いテンポの曲は力強く、バラードは情感を大切にしたロマンあふれる解釈を聴かせる。
イタリア国内でも注目を集める新進気鋭の若手ピアニストのヴィーナスにおける2年半ぶりの第5弾。不動のレギュラー・トリオによるアメリカン・スタンダード集で、ダンスでおなじみの名曲を中心にスウィング感あふれる演奏を展開。フレッシュな才能が見事に開花した一枚だ。
フランス生まれの才人、セスのスタンダード集。ピアノ・トリオが本作の基本軸だが、曲によってはハーモニカが参加したり、変則ビートを巧みに用いたり、趣向を凝らした演奏が並ぶ。感覚の鋭さを感じる彼のソロが○。また、フェンダー・ローズの演奏にも要注目だ。
NYのクラブ“55 Bar”で繰り広げられる日常的なライヴの一片を切り取って見せたギター・トリオの演奏。スティーリー・ダン系のセッションで注目のクランツだが、もともとはバークリー人脈。いまやNY派ベーシストの大御所的な存在となったゴーインズの参加も注目。