2007年7月11日発売
全米チャートNo.1に輝いたナンバーばかりを集めたコンピレーション・シリーズの1990年代編。おなじみの名曲が、The Greenwichの巧みな演奏により味わえる。
モデルでピアニストで女優で歌手という松下奈緒のデビュー・シングル。「Moonshine〜月あかり〜」はアニメ映画『ピアノの森』の主題歌。ピアノはもちろん本人。ドラマティックな曲を思ったよりカワイイ声で歌っている。「Sleepwalker」も同様。この声を活かして冨田恵一あたりと組むと面白いのでは。
2007年4月発表のシングル「花」で“地上で最も優しい歌声”という圧倒的な評価を確実なものとした中孝介が創りあげたメジャー1作目。この若き島唄の歌い手が、河口恭吾、いしわたり淳治といったミュージシャンたちとの共感から生みだした純粋なうた世界の凄さ。
ジャパニーズ・レゲエ界を盛り上げるHOME GROWN初のベスト・アルバム。「Beach Walk」や「Give Thanks」などのヒット曲に加え、新録曲も収録された充実の内容だ。
記念すべき10枚目のシングルは、極上のメロディに心の奥に沁みる大橋のヴォーカルと常田の美しい楽曲アレンジがマッチしたスロー・バラード。涙も叫びも深海がさらってゆく、想い出の重さで泳げない、などドキドキする言葉の海にずっと沈んでいたい。
ファットボーイ・スリムも認めるイギリスの男性二人組ダンス・ユニットのデビュー作。ハウスやロックなどのさまざまな音楽要素だけでなく天気予報までマッシュアップしてしまうという前向きさ。ユーモアのセンスもあり、なかなか楽しませてくれる。
何か風格すら漂う。余裕としっかりした信念を感じさせる演奏である。ポピュラーな3曲だが、及川の成熟した表現とこなれた解釈が隅々まで行き渡った印象。「ワルトシュタイン」がよくまとまっている。「熱情」などひとつひとつの楽想が吟味され説得力がある。
4人組ヒップホップ・ユニットの2作目は、日本の四季を感じさせる耳なじみのよいリリックを心地よいサウンドに乗せた。ケツメイシやDef Techなどを手がけるYANAGIMANと元ピチカート・ファイヴの小西康陽がプロデュース。有線や配信でヒットしているのもうなずける出来。