2008年10月22日発売
アイランド・クリスマスアイランド・クリスマス
リゾート感あふれる温帯風クリスマス・ソング。王道のアレンジは期待を裏切ることなく、シンプルなメロディの数々が、まるで正調ハワイアンのように聴ける。元曲のイメージを裏切る「ラスト・クリスマス」、特別な思い入れを感じさせる「イマジン」もいいが、「ザ・クリスマス・ソング」のメロディが持つ力はやはり別格。
アワード・ウイニング・ドラマー+6アワード・ウイニング・ドラマー+6
1958年にタイム・レーベルに残されたローチ・クインテットのアルバム。若きフロント陣の組み合わせが新鮮で、とりわけ「オールド・フォークス」でトランペットに歌わせるブッカー・リトルの腕前はやはり非凡。
フーテナニー・マイ・ウェイフーテナニー・マイ・ウェイ
ヴァイブのギブスが、折から学生を中心に大きく盛りあがっていたフォーク・ソングを題材にした作品。どちらかといえば色物的な企画だが、ピアニストにその後ジョン・コルトレーンと結婚するアリスが参加していることで見逃せない一枚になった。
ジャズ・コンテンポラリー+5ジャズ・コンテンポラリー+5
ケニー・ドーハムのオリジナルとスタンダードを組み合わせた1960年の吹き込み。均整の取れたスティーヴ・キューンのピアノは、いつも黒人ホーン・プレイヤーとの間に美しいコントラストを描き出す。
ショウボートショウボート
ジェローム・カーンのミュージカル曲を取り上げた興味深いアルバム。各曲ともオールスターによってスウィング感たっぷりに仕上げられ、ドーハムのファンのみならず全ハードバップ・ファンにお勧めできる身近さが魅力だ。
ベニー・グリーン・ウィズ・ソニー・クラークベニー・グリーン・ウィズ・ソニー・クラーク
ベニー・グリーンはハードバップ全盛の50年代から60年代に活躍したプレイヤー。ソニー・クラークの「クール・ストラッティン」の再演が聴けるこのタイム盤は知る人ぞ知る一枚だ。