2008年10月発売
ベテラン・フォーク・シンガーのコンピレーション・アルバムが2アイテム同時発売された。これはそのひとつで、代表曲を集めたベストに、2009年公開の自伝的映画『旅立ち〜足寄より〜』のサントラをセットにしたもの。彼の世界を十分に堪能できる。
大迫章弘(vo,g)と並木教人(b,cho)の二人組のメジャー・ファースト・フル。「そして、一瞬のひかり」や「Stand by Me」のシングル曲に加え、浮遊感漂う彼らの持ち味を活かした全12曲。ライヴを精力的に行なっているだけあって、リスナーに直接訴えかける切々としたヴォーカルが胸に迫る。
発売元
日本コロムビア株式会社クラシック音楽をやさしくわかりたい、というニーズはもはや不変のよう。高嶋ちさ子がこのニーズに挑戦した同タイトルの書籍、および前著『ヴァイオリニストの名曲案内』で紹介された100曲から30曲をセレクト。曲目解説は自筆ではないので、ファンは本で買おう。
松山千春本人の選曲によるバラード・ベスト。90年代の楽曲から最新シングルまで、オリジナル・アルバム収録曲だけでなく、シングルのカップリング曲など隠れた名曲のチョイスは、自選ならでは。ジャンルを超えた揺るぎない松山千春の世界が堪能できる。
小西康陽のreadymadeレーベルからリリースされた長谷川きよしのデビュー40周年記念ライヴ。何が凄いって、40年近く前に俺が聴いていた長谷川きよしとほとんど変わらないこと。還暦目前でこの若さ。基本はシャンソン。「コムダビチュード?いつも通り?」は「マイ・ウェイ」の原曲。
佐渡島出身の遅咲きシンガー・ソングライターの、これがファースト・シングル。長渕や尾崎をフェイヴァリットに挙げる男くさいフォーキーなメッセージ・シンガーで、夢、愛、人生などをまっすぐに歌うケレンのないスタイルが持ち味。歌に人生がにじみ出る。
クラシックからポップスまで、それぞれフィールドの違った4人の男性ヴォーカルによるユニットがESCOLTA。“旅”をテーマに据えたこの2作目では、鍛え上げられたその重厚で美しいアンサンブルを武器に、前作以上に優雅で優美な歌の世界を現出させる。
2008年5月にデビューし高い評価を受けているTSUYOSHIの新曲5曲を含むミニ・アルバム。スタンダードでメロウなR&Bナンバーに乗る美声が最大の売りなわけだが、これまでの男性ヴォーカルにはない妙な色っぽさが素晴らしい。何ともいえない色香が漂うのだ。